• 2024.07.16
  • こども達と書道アートワーク
ニュージーランド北島、TAUPO(タウポ)に滞在して2週間が過ぎようとしています。ここに来るまではタウポってどこになるのか、どんな街か全く知識のないまま訪れた場所でしたが、2週間いる間にどんどん好きになっていきました。
 ニュージーランドは日本とは反対の南半球に位置しているので、季節が真逆になるので今は秋から冬へ向かう途中。ここタウポでは夜は気温が1度くらいになることもありますが、日中は太陽が出ると、気温の割には温かく感じられ日差しも強く、私はサングラスをかけないと眩しいと感じるほどです。日本と同じく四季がありますし、木々がオレンジ色になり小さな秋を体感できます。
 私の友人の子供は現在3歳。日本でいう保育園や、幼稚園には行かず、PLAYCENTER(プレイセンター)とよばれる施設に週2.3回通っています。ここは登録をすれば誰でも利用ができる子ども達にとっては楽しい遊び場、保護者にとっても良いコミュニティの場となっています。私も何回か友達と一緒に通っている内に施設の方とも仲良くなり気さくに話しかけてくれるようになりました。
 プレイセンターでは子ども達がのびのびと遊べるように、グランドがあり、遊具や、様々な玩具が揃っています。ランチを食べてもいいし、保護者がパンケーキを焼いたり、コーヒーを作って飲んだりと、とにかく自由。何時にきてもいいし、何時に帰ってもいい。掃除や片づけは保護者同士でなんとなく協力して行っているといったゆったりとした施設です。
 私の仕事が書道家であると友人が話していたこともあり、保護者の方々から日本の『書道』を見せて欲しいと要望がありました。日本は知っているけど、『書道』という伝統的な書き物があるのは知らないという方がほとんどです。そこで勉強とか教えるとかではなく、書道を楽しむというコンセプトで、『書道体験』を開催しました。といっても子ども達は0歳~5歳。椅子に座って書くということはできません。書道の筆を使う必要もないので施設にある絵画用の筆と、カラーインク、画用紙をお借りして、自由気ままにペイントしてもらいました。保護者の方は、私が書く書道に興味津々です。ニュージーランドの国の名前を漢字で表す文字『新西蘭』をデモンストレーションしてみました。見るのも初めて、筆を使うのも初めての方がほとんどだったので、新鮮で良い経験ができて楽しかった。と、とても喜んでもらえました。こども達の描いたペイントに『カタカナ』で名前を書いたところ、これが大好評。皆さんに喜んでもらえとても良い思い出になりました。
 ニュージーランドはミルク、バター、野菜、牛肉、はちみつ、アイスクリームがとにかく美味しいことに驚きました。ミルクは味が濃く甘味が強く、野菜本来の味なのかこれも甘く食べやすくとても美味しい。自然の恵が詰まっているのでしょうか。それとも綺麗な景色の中で食べるからそう感じるのでしょうか。勿論、物価は日本に比べると高く、およそ2倍~3倍ほどでしょうか。外食は特に高いので、ハンバーガー1つでも1500円以上はします。これはオーストラリアでも同じですね。ただサイズも大きいのでそこは調整しながら、上手にやりくりをすれば2食分になったりもします。
 タウポは綺麗な湖、有名なアイスブルーの滝Hukafalls(フカフォールズ) オシャレなカフェがあり、見どころが沢山あるニュージーランドでも人気のリゾート地なのですね。無料で綺麗な景色を堪能できるので、そう思うと食べ物が高いのは仕方がないかもです。
 また温泉でも有名なタウポなので、先日スパにも遊びに行ってきました。日本とは違い温泉といってもお風呂として入るのではなく、水着を着用して、プールのような広いスペースをのんびりと歩いたりくつろいだりというところです。子ども用のスライダー(すべり台)もあり家族で訪れても楽しめます。今は外の気温が8度~12度なので、温泉に入って温り、外にでてクールダウンします。リクライニングシートが自由に使用できるので、そこでくつろぐことも出来ます。温泉も本物で、地下から豊富に湧き出ているとのこと。オーストラリアでもニュージーランドでもゆったり湯船につかる事はほとんどなかったので、広いスペースで温泉に浸かれるのは本当に至福の時間でした。



特派員

  • 藤田 博子
  • 職業書道家

日本の伝統文化である書道を海外に発信し、現地の方々との繋がり、様々な情報を発信していきたいと思います。

藤田 博子の記事一覧を見る

最新記事

おすすめ記事

リポーター

最新記事

おすすめ記事

PAGE TOP