• 2024.08.07
  • 風の街 Wellington(ウエリントン)
ニュージーランドの首都『Wellington(ウェリントン)』へとやってきました。
先日まで滞在していたタウポからだと、飛行機で1時間、バスでは5時間程の道のりです。
私はタウポからバスで移動することに。ウェリントン駅の町並みはとてもオシャレでコンパクトです。シティには多種多様のお店が立ち並び、会社も多く、美術館、国会議事堂などが歩いて回れる範囲にあるので生活するにはとても便利です。アーティスティックな建造物と、海と山の距離が近く自然と共存している素敵な印象を受けました。
私がここに来たかった理由の一つが『ヨガ』です。ヨガは日本でもなじみがあるように、ここニュージランドでも街に多くのヨガスタジオがあります。
私が事前にチェックしていたウェリントンにあるヨガスタジオは、シティの中心にあります。レッスンで帰りが遅くなっても帰り道が危なくないようにヨガスタジオから徒歩で5分程で行ける距離にあるホステルを予約しました。日本ではヨガをしている人は女性が多いイメージがあるかもしれませんが、そんなことはないのですね。私が通っているヨガスタジオは地元の老若男女が入り交じり、男女比も半分ほど。私が日本から訪れていることを伝えると、スタッフの皆さんは親切ににこやかに対応をしてくれて、とても嬉しい気持ちになりました。
ここのスタジオにはヨガに加えてmeditation(瞑想)の時間もあります。このヨガスタジオを選んだ理由は、ヨガの他に、以前から興味があったmeditationも受講したかった事と、レッスンの最後にvegan(ヴィーガン)料理を食べることができる、という事も大きな魅力だったからです。外食の価格が高いニュージランド(オーストラリアもそうですが)で追加5ドルで美味しいヴィーガン料理が食べれるのであれば毎日でも通いたいくらいです。
レッスンは週に4回ほどで予約なしで受講が可能。1日2クラス~3クラスあり毎回終わった後に、食事を食べる事ができます。ヨガクラスだけ受講して帰るのも勿論大丈夫ですし、レッスンの後のヴィーガン料理だけを食べに来ても良いらしいです。ヨガ講師や、スタッフの人達との距離も近くて食事をしながらいろんな方とお話するのもとても楽しい時間です。
何回か通う内にスタッフの人たちと仲良くなり、ヴィーガン料理の手伝いのボランティアを募集していると聞いて、そういう事ならと私も仲間に入れてもらうことにしました。料理補助、配膳など、短期間でもできる簡単なボランティアです。お肉や魚、卵を使用しない料理がこんなにも美味しく作れることの驚きと、本当に貴重な経験をさせてもらいました。毎日『Thank you 』という言葉を聞くことができる環境で、皆さんの自然な笑顔がこぼれるのが本当に印象的です。
ニュージーランドはヨガが生活の中に自然に溶け込んでいるのでしょうか。私の宿泊しているホステルにもヨガマットが置いてあります。ただヨガをホステルでしている人は1度しか見たことがないのですが、それは宿泊施設は海外からの旅行客がほとんどだからなのかもしれません。
実際にウェリントンのシティを歩いていると『YOGA』と書かれた看板(サイン)をよく目にします。地元の友人に教えてもらい、もう一つ違うヨガスタジオも受講してみることにしました。ヨガスタジオによっては価格もシステムも違います。私は毎週日曜日に開催されるドネーション(寄付)システムのコースを受講しました。予約はしなくても良いのですが、健康面などのチェックリストを事前に記入してサインをする必要があります。寄付は現金、デビットカード、クレジットも可能で、ほとんどの方がデビット決済をしているようです。寄付する金額を伝えてその場で決済します。友達曰く10ドル~が基本だそうです。ここでは約90分のヨガレッスンで、多くの生徒の方でスタジオはあっという間に隙間がないほど埋まってしまします。講師の先生はレッスンの前に少し話をしてから、受講者にも今日隣近所になった人に5分間話をする時間をくれました。ちょっとした事ですが、さっきまで全く知らない隣の人と挨拶をして少し会話をするだけで、その場の空気や緊張感も和らぎ、ヨガを楽しむことができた気がします。これはとても良いことだと感じました。
ウェリントンは風の吹く街として有名で、天気が1日の中でコロコロと変わります。天気予報はあまりあてにならないですね。日本とは違い雨が降っても傘をさしている人はほんど見かけません。レインコートかフード付きのジャケットを羽織っています。また面白いのは、私のようにヒートテックにダウンを着ている人がいる一方で、半そでに短パン、ビーチサンダルで街を歩いている方もいます。一体今がどの季節か分かりませんが、日本とは真逆なので、冬には間違いありません。それほど人の体感は違うのですね。
またウェリントンはシティから空港までのアクセスがとても近く便利なところです。シティにはエアポート行の直通バスが止まるバス停がいくつかあり、10分~15分おきにバスがきます。道が混んでいなければシティの中心から空港まで30分もかからない程度で到着します。バス停の場所もとても分かりやすく、電灯掲示板にどのバスがあと何分で到着するかが表示されるので、待っていても安心です。空港までのアクセスが近いのは、荷物が重い海外旅行の移動にはとても助かりますね。シティからバス1本でいけるのは本当に便利です。これは海外旅行ではポイントの高いところです。
他にも美術館の入館料が無料。治安が比較的良い。食べ物が美味しい。など良いところがたくさんあります。日本に長く住んでいたニュージーランドの友達が言っていたのですが、マクドナルドのソフトクリームはニュージランドが一番美味しいのだそうです。milk(牛乳)が違うらしいですがこれは食べてみないと分からないですね。私もそれならばと、ニュージーランドでソフトクリームを食べてみました。感想は『とっても濃厚で味が濃くて美味しい』でした。価格もリーズナブルで正直ハマりそうです。チョコレートコーティングのものと、期間限定のバナナパイのソフトクリームが特に美味しかったです。
実は日本では一度もマクドナルドのソフトクリームを食べたことがない私。帰国した時に、味の違いを確かめたいと思います。



特派員

  • 藤田 博子
  • 職業書道家

日本の伝統文化である書道を海外に発信し、現地の方々との繋がり、様々な情報を発信していきたいと思います。

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