そんな素敵な暮らしの代償なのでしょうか。。。。シドニーで暮らしている中で頭を悩ます事の1つが、住宅事情です。住宅価格は世界でも最も高い都市の1つとして知られています。これはシドニーで暮らしている人にとっては本当に大変な事で、とにかく家賃が高い！そのためシティから離れたところに家を借りて通勤に時間をかけている人が多いのも納得できます。私たちのような海外から一時的に滞在している人は、シェアハウスで生活するのが主流ではないでしょうか。日本のように、自分専用の部屋とキッチン、トイレ、バスなど一人でプライベート空間のある家を借りる事はかなりハードルが高いです。短期間の学生であればホームスティとしてオーストラリアの家族の家に暮らすという方法も選択できますが、その場合でも学校から1時間かかる事がほとんどであったり、費用が高いという問題があります。特にシティに近い家は人気が高く価格が恐ろしく高いです。これは例えば日本の大阪と比べても家賃が2倍～4倍、もしかしたらそれ以上はかかるかもしれません。それも自分の家ではなく、持主の家の一部屋を借りて、トイレやシャワー、キッチンは共同で使用となります。マンションのようなシェアハウスだとオーナーは一緒に住まず、シェアメイト４、5人で暮らすというパターンもあります。世界から学生やワーキングホリデーで沢山の人が訪れる人気のシドニーでは、シェアハウスの市場は大きいです。自分で家を借りて暮らしているシドニーの人達も昨今の家賃上昇で、自分の家の空いている部屋をシャアハウスとして貸し出す人も増えてきています。実際に私もシドニーに暮らす方の一部屋を借りて暮らしています。ラッキーな事に、私の部屋には専用のバストイレがついています。部屋探しは本当にタイミングが大切で、いい物件を見つけるのに周りの友人も本当に苦労しています。
住宅は高いですが、週末には楽しいイベントがあちらこちらで開催されるので飽きることがないのが都会生活の良いところでもあります。毎週金曜日には夜店が街を彩り、土曜日になるとフリーマーケットや音楽イベント等、小さいものから大きなものまで様々な企画イベントが開催されています。
そんな賑やかな中で仕事や生活をしている人々にとっては休みがあると家にとじこもるか、自然の中に溶け込みたくなるものなのですね。シドニーで暮らしている人が休日に過ごす好きな場所として、1日休みがあると行ってみたいというのが車で2時間ほどで行ける世界自然遺産に登録されている有名なブルーマウンテンズ（Blue Mountains）ではないかと思います。
ちなみにブルーマウンテンと呼ばれる山や地域は、ニュージーランド、アメリカ合衆国、カナダ、そしてコーヒーで有名なジャマイカなど世界に8箇所ほどあるそうです。カフェ文化が発展しているオーストラリアなのでコーヒーのブルーマウンテンが関係しているのかと勝手に思っていましたが、全く関係ないようでした。
見どころは沢山あるのですが、有名なのがエコ・ポイントという展望台です。この展望台が最も人気が高い理由は、ここからスリーシスターズと呼ばれる3つ並んだ奇岩を、ブルーマウンテンの雄大な景色とともに見ることができるからで、よくSNSなどで投稿されているブルーマウンテンズを代表する観光スポットがこのエコー・ポイントの展望台から撮られた写真です。この展望台からの景色は、その美しさに自然に声がでてしまいます。この壮大な景色が多くの観光客を虜にする理由がよくわかります。私のカメラでは表現しきれていないのが非常に残念ですが。。
お勧めなのがブルーマウンテンの森の中をゆったりと散歩できるブッシュウォーキングのコースです。途中長い階段もありますが、ゆっくり歩いて片道15分程で辿りつける距離です。歩きやすい靴であれば特別な装備も不要です。小さな子どもでも頑張って歩いていました。間近でスリーシスターズの岩を見れる迫力と岩の向こうに見えるブルーマウンテンの景色もまた壮大です。
私は真冬の時期に訪れたので比較的ゆっくりと景色を堪能することができました。ただ夏はシドニーの都市の暑さを回避するため、山に涼みに多くの人が来るようですし、海外からの観光客で混雑するらしいです。
高い家賃に勝る素敵な景色！こみこみで考えたらそれも仕方がないのかもしれませんね。
