どこの国のリスもそうなのかは分かりませんが、メキシコシティのリスはとってもフレンドリー。野生なのにそんなにフレンドリーでいいのかと思うほどです。広場や小さな公園にもいるのですが、特にチャプルテペック公園(Bosque de Chapultepec)やビべロス デ コヨアカン(Viveros de Coyoacan)では自由に走り回るリスの姿が見られる他、公園の出入り口付近で殻付きのピーナッツを売っていることがあるので、それを餌としてあげている人も多いです。リスも餌を貰えるのが分かっているのでリスのほうから近寄ってきます。お互い少しづつ近寄って、そっと両手を出してピーナッツを受け取るしぐさは愛らしかったです。貰ったピーナッツを土の中に埋めておくリスもよくいました。人懐っこいのですぐ近くで写真を撮っても全く逃げようとしません。
とても可愛いリスですが、リスに咬まれると狂犬病に感染する可能性があるようなので注意は必要です。メキシコシティにこんなにリスが多い理由は分からないですが、今現在リスがどこでも姿を見せるのはきっと人間が餌をあげるからなんでしょうね。ビべロス デ コヨアカンは出入り口で餌のピーナッツを売っていますが、この場所は植物を育てる場所でもあるようで、リスが増えすぎて木が被害を受けていると書かれた看板や、植物を育てている所では餌をあげてはいけない場所もあるようです。とはいえ禁止にしたりリスを駆除するわけでもない。その可愛らしい姿に思わず足をとめる人も多く人々の癒しになっているようなので上手く共存していけるといいのかなと思います。
ビべロス デ コヨアカン
リスがたくさん暮らすビべロス デ コヨアカンは出来る限り自然に近い、本当に森のような場所。のんびり座って寛ぐ人、散歩やランニングをする人、もちろんリスに会いに来ている人も。とても静かで自然を感じながら気持ち良く過ごせるお気に入りの場所です。