• 2017.08.31
  • アイルランドの首都、ダブリンよりお届けします。
まず、アイルランドですが、本当によく色んな国と間違えられます。

まあ分からなくもないポーランド、フィンランド、一番近いのはアイスランド。「寒いところだよね?!」とよくものすごい良いリアクションで反応して頂き、「夏は涼しいけど冬は実はそんなに寒くない…かなぁ」としどろもどろに答えることになります。あとはニュージーランド。もう大陸さえ違うので突っ込む気にもならない(もちろん爆笑しました)。

少し前にイギリスのEU離脱が決まり、実は本当によくおこぼれでテレビに映っていました。アイルランドは多少影響は受けるかもしれないものの、変わらずEU所属かつ通貨もユーロのままです。

ややこしいですが、島の北の先っちょが北アイルランドといい、ここがUKに含まれるので海は渡らずともイギリスと隣接しており、陸路で移動することができます。通貨もきっちり変わりますのでご注意くださいね。ロンドンへは飛行機で約40分ほどで行くことができ、搭乗の際はもちろんパスポートが必要ですが、到着した後のパスポートチェックはありません(適当なのか?不思議)。

かく言うアイルランドもかつてはUK統制下にあり、ここでは深く触れませんが、その当時は独立戦争をしていたほどでした。そこで生まれたのがアイリッシュダンス。

タップダンスの起源と似ていますが、周りにいるイギリス人に気づかれないようにコミュニケーションを取る手段として、テーブルの下で足だけ動かす独特の動きからこのダンスができたそうです。確かに足以外そんなに大きく動きません。ダンス経験者の方曰く、ここまで身体を直立に保って安定させながら足だけ激しいステップを踏むのは難しいそうです。


それでは今回は簡単に、衣食住の「衣」についてお伝えしたいと思います。

アイルランド、先ほどすでに申し上げましたが夏がほぼありません。あっても1ヶ月弱、最高気温は27度。残暑と闘っているであろう日本の皆さんからすれば「涼しくて羨ましい」でしょうが、これはこれで寂しいものです。朝起きて窓から見える天気なんて信じてはいけません。晴れているからといって半袖一枚で出かけるとすぐさま風邪をひきます。体感ですが、真っ昼間でも日向と日陰の気温差はだいたい5~7度くらいです。夜になるともっと寒いです。

こっちで日本にない光景を見られるのが洋服屋さん。一年中、どこのお店でもタンクトップとセーターやジャケットが一緒に並んでいます。街を歩いていても、半袖の方からレザージャケットを羽織った方まで様々です。

それでは少しだけ、洋服屋さんの様子をご紹介します。

今日服装間違えたわ。と言いたげに、1人だけセーター着てます。

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半袖の隣にファーコート。

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どの洋服屋に行っても売ってる、流行りのスタイル。着方から教えて欲しい1点。miki_03

当たり前ですが、国が違えば流行りも全く違います。私たちが着たいと思わないものもみんな気に入って着ています。逆に私たちの流行りもこちらの人からは笑われているかもしれません。大事なのはやはり、「好きなものは好き」と堂々としていることなのでしょうね。

以上、アイルランドの「衣」事情でした!



特派員

  • 三木 佳子
  • 職業翻訳家

アイルランドのダブリン在住、三木佳子(みきけいこ)です。現地でゲームの翻訳をしています。日本ではあまり馴染みのないアイルランドの文化や生活、アイルランドから見た日本について、皆さんとワクワクやクスッを共有できれば嬉しいです。

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