• 2018.01.31
  • 夏はやっぱりアイスクリーム
ブラジルは今、夏の真っただ中です。太陽ギラギラ輝く季節なのですが、今年に入ってからというもの、雨が多い日々が続いてます。それでも、人込みが多いお店は絶対にアイスクリーム屋です。アメリカでは、映画の中で、大きなアイスクリームボックスを抱えて食べる人のシーンがありますね。ブラジルでは、映画のシーンに出るほどではありませんが、かなり多くの人がアイスクリームも食べてます。それも、子供たちだけではなく、大人も大好きです。お昼休みのビジネス街では、ネクタイをした人がアイスクリームを片手に歩いているのを見かけます。以前にもお話したように、ブラジル料理は塩と胡椒ベースのものが多いため、デザートはとても甘いものが多いです。夏にはレストランで昼食後、オフィスへ戻る間、アイスクリームを買い、歩きながら食べる人が多いです。以前、日本人の友達のお子さんが、その人たちを見て、「歩きながらアイスクリームを食べている!行儀が悪いんだよね、ママ!」と言ったそうです。習慣というものは国によってそれぞれですね。

パン屋やスーパーマーケットにおいてあるアイスクリームは、アイスキャンディー、一人用カップに入ったのと、1リットル入りなど、種類は多く、購入するにあたって迷ってしまうくらいです。
こちらで昔から親しまれているアイスクリームはKIBONです。1941にU.S.Tarkson 社がリオ・デ・ジャネイロにオープンし、当時はSorvex Kibon の名で出していたという。Eskibon (クリームにチョコレートがコーティングしたもの)とChikabon(チョコレート)がその時に誕生し、今でも販売を続けられている。もう70年以上になります。



勿論、Haagen-Dazs、 Ben and Jerry、 Bacio di Latte などのお洒落なアイス屋もあります。ショッピングモール内にお店があり、いつもお客でにぎわってます。


ブラジルは果物が豊富ですので、果樹を使用したナチュラルなアイスクリームを出しているところもあります。中でもアマゾン原産のアサイという植物はとても人気です。先日3,6キロの量のアサイのアイスを見て、びっくりしました。アサイはバナナやフレークと一緒に食べるとおいしいようです。


この他にもトウモロコシ、ココナッツ、サワーソップ(Graviola) ライチ、マンゴ、パパイヤ、パイナップル、アボカド、グアバ、スイカなどの味もあり、それぞれの果物をアイスとしておいしく味わえます。


最近見つけたのは、ジャブチカバ(Jabuticaba )というブラジル原産のフルーツのアイスです。この実は一粒がまん丸く、大きなのは直径3センチほどにもなります。実が木の幹になることで、珍しいがられてます。しかし、ボコボコと幹に着いた黒い実を見るとぞっとする時もあります。皆さん、写真を見ていかがでしょうか。


こちらでは9月23日はアイスクリームの日です。この日から夏に向けて気温が上がっていくからだそうです。アイスクリームの日には新製品が出ることが多いうえ、お店ではお得なメニューが紹介されます。
さあ、アイスクリーム食べたくなってきました!
そういえば、ポルトガル語では、アイスクリームを食べることを、Tomar sorvete (トマール・ソルベッチ)と言います。直訳すると「アイスクリームを飲む」です。

特派員

  • 皆木サンドラ 奈美
  • 職業語学教師、ペーパートールクラフター

ブラジル生まれのブラジル育ち。大学卒業後、夫の仕事の関係で3年間滞在したシンガポールにおいて習得したペーパートール(=シャドーボックス)や語学を教えています。多国の文化や習慣を上手に混在させているサンパウロでの生活がとても気に入っています。

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