私は始めの2回はAstrazeneca製接種を受け、今回は Pfizerの接種をDrive thru の接種場で受けました。
去年の後半からはサンパウロ市だけではなく、全国での新型コロナ感染者も徐々に減ってきていました。ホームオフィスがまだ全て解除されていませんが、レストランや店などは、ほぼ通常通りに営業されていて、コロナ禍の収束も近くなってきた気がしていました。12月にはクリスマスシーズンでプレゼント交換をする習慣があるブラジルでは、店が以前よりも繁盛していると喜んでいて、30人程の集まりの忘年会も場所によっては許可されてました。年末年始の帰郷や旅行も全体的に増えてました。
しかしその一方で、オミクロン株の事を知らされ、12月2日には
ブラジルで初のオミクロン株の感染者が確認されました。オミクロン株は感染力が高いと言われてます。ワクチン接種を受けること、マスクの着用、アルコールジェルの使用と混雑した場所を避ける事の注意を強化するように報道されましたが、人々は予定を変更することなく、集まったり旅行したりしてました。
そして、オミクロン株の発生とほぼ同時にブラジルでは「ダーウイン」と呼ばれるH3N2型の新変異株インフルエンザが流行始めました。ブラジルは今は夏。インフルエンザは主に冬に流行るのに、なぜ今の季節に?
冬のインフルエンザ接種キャンペーンで政府はハイリスクである高齢者や子供などを対象に90%接種を打つのが目的ですが、78%ほどにしか達せなかったそうです。2020年には82%、2019年には91%達成したとのことです。十分に接種が打てなかったのと、新型コロナの感染者が減ったことで、マスク使用をゆるんだのが原因だと言われてます。年末にインフルエンザはリオ・デ・ジャネイロで発生し、サンパウロ州を始め今では22州にも広がって感染者が急増してます。
2022年明けには発熱、喉や身体の痛みを持つ患者で救急はまたもや行列になりました。オミクロン株新型コロナなのか、インフルエンザなのか、とにかく医者に診てもらって検査です。
サンパウロ州のデータによりますと、1月16日の時点で、新型コロナで集中治療室入院患者数は全体の47,1%を占めてます。入院患者数は51,7%です。この数値は日に日に上がっているので心配です。
ブラジルでは1億4500万人が単回投与または2回のワクチン接種を受けてます。それは国民の68,1%を占めてます。その中でサンパウロ州は最も多くて人口の79,24%が接種を受けています。ブラジルでも1月中旬からは5歳から11歳までの子供にPfizerの接種を打ち始めました。
こんな状況なので、2月末から始まるカーニバルの連休はサンパウロ市では、サンバ学校のパレードは許可されたものの、路上カーニバルはキャンセルとなりました。
まだ油断はできません。早い終息を願ってお互いに頑張っていきましょう。