• 2026.03.25
  • サンパウロ美術館 MASP
サンパウロ美術館は、ポルトガル語でMuseu de Arte de São と言い、MASP(マスピ)としてブラジル人に親しまれています。南米最大規模の美術館はサンパウロ市の中心部で多くのオフィスビルが並ぶパウリスタ通りにあります。1947年にアシス・シャトーブリアンによって設立され、建築家リナ・ボ・バルディが設計した4本の柱で支えられている高床式建物は1968年に完成しました。下の部分が巨大な広場であるとともに展示場にも柱がないため、広々としているのがわかります。


美術館の1階は入れ替えがある展示場です。
去年の5月中旬から9月初めまで開催された、クロード・モネの特別展は、50万人以上の来客数を記録しました。同館の歴史上最も来客数が多い展覧会となりました。
1870年から1920年代のモネの作品32点が展示され、南半球初公開の作品も含まれていたことで注目を浴びました。曜日によっては夜の10時まで入場が可能になったり、展示日が延長されたりと、多くの来客者が観れるようにアレンジされていました。私も観に行ってきました。素晴らしい作品が並び、近くで鑑賞することができて感動しました。マスピ美術館は火曜日が無料となっています。


2階はコレクション展で、作品がガラスのケース/スタンドに展示されているため、作品全部が浮いているかのようです。ガラスを使用していることで、額の裏側も見れて、面白いです。コレクションはゴッホ、ピカソ、セザンヌの名作の他、イタリア・ルネッサンスの名作、ブラジルのアーティストの作品もあります。



地下1,2階にも展示場があります。また、地下には講堂があります。年末にはキャンドルライトコンサートが開催され、私も初めて行きました。キャンドルの灯りの中(もちろん本当のキャンドルではありません)、3人のミュージシャンがクリスマスの名曲を演奏しました。ゆっくりした素晴らしいひと時を過ごすことができました。


地上の広々とした場所では、Vão Livre と言って自由な空間という意味があり、ショー、ヨガ、DJ、キッズイベントなど金曜日から日曜日までいろんなイベントが開催されます。すべて無料です。


2020年代には拡張プロジェクトが進行して、美術館の右隣のビルを改修し、連結した新館ピエトロ・マリア・バルディ館が2025年の3月末にオープンしました。14階建てでそのうちの2階から6階が展示場となっています。地上階にはブラジル料理をおしゃれにアレンジしたレストランがあります。カフェもあります。
地下には、MASP のグッズやブラジルの手作り品が多く販売されている店舗があります。広々としているので、ゆっくり見れます。


MASP美術館は美術と文化を伝えているだけではありません。この近代的なビルは、パウリスタ通りで一番有名な建物と言ってもよいでしょう。
私が学生の頃はMASPは友達との待ち合わせ場所でした。今は展示を観に行けて嬉しく思います。展示を観なくても、お友達とカフェに行けるのも嬉しいです。
サンパウロ市内で行われる多くのストライクもMASP 前で行われる事が多いです。
サンパウロ市のシンボルの一つですね。皆さんもサンパウロ市に来られることがありましたら、是非MASP に寄ってください。

特派員

  • 皆木サンドラ 奈美
  • 職業語学教師、ペーパートールクラフター

ブラジル生まれのブラジル育ち。大学卒業後、夫の仕事の関係で3年間滞在したシンガポールにおいて習得したペーパートール(=シャドーボックス)や語学を教えています。多国の文化や習慣を上手に混在させているサンパウロでの生活がとても気に入っています。

皆木サンドラ 奈美の記事一覧を見る

最新記事

リポーター

最新記事

PAGE TOP