- 2016.04.19
- スーパーマーケットセルフチェックアウトサービス
オーストラリアでは日本よりも早くセルフ式ガソリンスタンドが導入されたり、ドイツ発祥のスーパーマーケットではレジ係の人がカウンターで椅子に座ってレジを打つなど、丁寧な接客をされることにあまりこだわらないオーストラリア人にとってはスーパーマーケットのセルフチェックアウトサービスもすんなりと受け入れたように思います。
レジ係の人が椅子に座っての接客
オーストラリアの大型スーパーマーケットではセルフチェックアウトサービスいわゆる、無人レジが設置されています。設置当初は、レジ係の人がやっていることを自分でやるので、かなり面倒なのではないかと思っていましたが、購入する品が少ない時はさっとできて、レジにも並ばずに済むので便利です。特に食料品を扱う大型スーパーマーケットでは一週間分の買い物をしている人のカートは、食料品や日用品で山積みになっています。そんな人たちの列に並ぶとかなり待たされてしまいます。
セルフチェックアウトの使い方は、買ったもののバーコードを読み取らせます。バーコードのない野菜や果物などは、タッチパネルの画面から商品名を探してタッチし、はかり台で重さを測定し、金額が表示されたものは、スーパーの袋が設置してあるテーブルへ品物を移していきます。バーコードが読み取らなかったり、または品物の重量も量られずに品物を移してしまうとエラーとなります。
どのセルフチェックアウトの場所にも係員が必ず一人いますので、もしエラーになった時はその人に修正してもらいます。すべての品物の金額を読み取らせたら、支払い画面になります。レシートはいりますか?とも聞かれます。スーパーマーケットのポイントカードはもっていますか?というのも聞かれます。持っている人はyesでカードをスキャンします。
支払い方法は現金、クレジットカード、Eftpos(銀行カードからの引き落とし)、カードと現金の組み合わせなどから選べます。またこのセルフチェックアウトの機械から手数料なしで現金を引き出すことができますのでATM替わりに利用することもできます。店舗によって異なりますが、引き落としができる上限も設定されています。無事に会計が済み、レシートを受け取るまでが一連の作業となります。
右に買い物かごをのせて料金を読み取らせた後左の袋へ入れていきます。
野菜、果物の一覧が画面に表示されます。
使いづらい点は、野菜や果物の名前が確かではないと商品名を探すことに時間を費やしてしまうことです。オーストラリアのスーパーマーケットでは野菜や果物の量り売りが多いため、例えば同じマンゴーでもKensington PrideやCalypsoといったブランド名があり値段もそれぞれ違うので、果物に貼られたシールがなかったり取れていたりすると、こっちは一体どっちだったっけ?などということになってしまいます。この手のミスは、機械は察知できないためあくまでも自己申告という形になってしまいます。
何かと便利なセルフチェックアウトサービスですが、他人と気軽におしゃべりをするのが好きなオーストラリア人にとって、レジ係の人とおしゃべりをするのも楽しみの一つなので、一般レジもなくてはならない存在だと思います。