• 2019.08.19
  • 環境に優しいグロサリーショップ
以前スーパーのプラスチック袋の無料配布が廃止された記事を書きました。1年経った今では買い物に行く際買い物袋を持参することも忘れなくなり、時々買い物するつもりが無かったけれど買わなければならない場合に備えて折りたたみのエコバッグをカバンに入れて持ち歩いています。カフェに自分専用のカップを持参したり、最近はストローもプラスチックの使い捨てではなくステンレスや木でできた再利用できるものを販売している店も増えています。もともとオーストラリアのスーパーでは野菜や果物は計り売りで買うところがほとんどで、そのまま並べてあり、日本のようにプラスチックラップに包んであったりビニールに入った状態で販売していないので必要な分だけ購入することができます。それなら容器を持参すれば液体や粉ものだってプラスチック容器を使わずに購入できるのではないかという所に目を付けたお店「The Source Bulk Foods Gold Coast」をご紹介します。Bulk(バルク)とは大量にという意味で、例えばコストコなども大口、大量販売しているものはバルク販売(バルク品)ということになります。包装や梱包もなくセルフサービスで自分で好きなだけ詰める仕組みなので値段も割安に設定されています。穀物やシリアル、豆類などはほとんどが計り売りで、はちみつやメープルシロップやオイル、ボディーシャンプーや食器洗剤などの液体も計り売りになっています。。容器に入って販売されているものもありますが、瓶か紙袋入りでプラスチック製の容器の商品は一切取り扱っておりません。固形物は専用のスコップですくい好きな量だけ購入できます。はかりがあるので購入する前に自分でいくらくらいになるか確認することもできます。固形物や粉類は容器を持参しなくても備え付けの紙袋に入れて購入できますが、液体は容器を持参しないと空き瓶も購入することになります。でも次回からこの容器を持参すれば空の容器にまた補充することができるのです。


店内の様子。食物を入れている容器以外はプラスチックはゼロです。


タップから出てくるのはビールではなく“コンブチャ”です。日本の昆布茶ではなく発酵させたお茶のことで乳酸菌が豊富な飲み物でここ数年前から色々な店で販売されるようになりました。日本でも昔ブームになった(?)紅茶キノコのことです。ちょっと酸っぱい味で好みが分かれるかも。



“Waste Free Living Corner” にはステンレス製の再利用できるストローや木製のスプーンやフォーク、竹製の歯ブラシ、ココナッツの器や木製のコーヒータンブラーなど販売しています。

このお店のウェブサイトを覗いてみたら、オーストラリアだけではなく、ニュージーランド、イギリスにも店舗があるようです。そしてこんな記事が。「オーストラリアでは一分間に4000枚のプラスチック袋が使われていています。」まだまだものすごい数ですね。一人ひとりの意識でごみはいくらでも減らせると思います。塵も積もれば山となるくらいだから逆に皆でごみを減らしていったら山になっていたごみが減るのですから私も意識して自分にできることをして世界中で”ゼロウェイスト“を皆で目指していければと思います。

特派員

  • 菅沼 千栄子(旧姓 名倉)
  • 職業会社員

2000年に渡豪。日系旅行会社勤務等を経て、2014年から現地建設会社に勤務。休日は、趣味の一つであるソイキャンドル作りやビーチウオークを楽しんでいます。当地のレアな生活情報をお伝えしたいと思います。

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