• 2022.06.06
  • お古の洋服を売ってお小遣い稼ぎ!
皆さんは着なくなった衣類などどのように処分していますか?
中には買って間もないのに、やっぱり似合わなかった服とか、通販で買って失敗したものなど、捨てるにはもったいないような服もあったりしませんか?
ゴールドコーストでは着なくなった洋服を売るフリーマーケット「Her Wardrobe Market」が開催されています。
場所代を払えば誰でも出店することができ、いらなくなった衣類や靴、バッグ、アクセサリーなどを売ることができます。
売られているのはほぼ女性用のものなので、マーケットの会場はいつもたくさんの女性で溢れかえっています。
私もこのマーケットに行って掘り出し物を見つけるのが好きです。そして今まで5回ほど出店したこともあります。
ゴールドコースト以外にもブリスベンやサンシャインコーストなどクイーンズランドの他都市でも定期的に開催されています。
会場は小学校やコニュニティーセンターなどを利用しています。
マーケット主催者が「今回は何日と何日にどこどこで開催します」とサイトやSNSで告知し、出店したい人は場所代のチケットを主催者のサイトから購入するという仕組み。
チケット代は開催される町や会場によって若干異なりますが、一店舗3mx3mくらいの広さで、屋内が$65くらいで、屋外が$55くらい。場所代もそこまで安くはないので、だいたいの人が友人や家族と一緒にシェアして出店しています。
私も毎回友達と場所代を半分ずつシェアしています。
オーガナイザーに事前に伝えれば場所を友達と隣同士にしてくれるので、以前出店した会場では3店舗つなげて合計6人で出店したこともあります。
マーケットの開催時間は大体午前8時から1時くらいまで。
初めて出店する人にもわかるよう、当日の集合時間から持ちもの、注意事項まで細かく記載されたメールが送られてきます。
1:01まで絶対に店を片付けだしたらダメとか、SNSで事前にできるだけたくさんの人に広めてね、とか、お花やキャンディーなど持ってきてお店を可愛くしてね、とか、お店に来た人には笑顔でハローって声かけるようにしてね、などなど、長ーい内容のメールが。。
いかにも女子のイベントというか女子の部活のようなノリです(笑)
ちなみに販売する物の値段は自分で好きなように決めていいのですが、みな安くていい掘り出し物を見つけに来ているので、値段が高いとそうとういいものでない限りはなかなか売れません。なので安いものだと$2~3、高くても$50~80くらいといったところが相場でしょうか。私も過去に$80で本革のジャケットを販売したことがありますが、この価格が今までで最高値だったと思います。だいたい$15~20台のものが多めかなと思います。
年齢層も、中学生くらいの若い女の子達から60~70歳代の年配の女性ととても幅広いです。オーストラリアの良いところは、何歳になったらこういうのは着れないとか着たら周りの目が気になるとかそういう変な制限がないので、皆、自由に着たいものを着ています。特にゴールドコーストは海があり暖かいので、ビーチリゾート系のファッションが人気。年配の方でもミニワンピースやノースリーブのワンピースを着ていてとても自由で開放的です。そしてみなフレンドリーなので、知らない人とも会話ができて楽しめるところもこのマーケットの醍醐味でもあります。
試着室をセッティングしている出展者もいまますが、ほとんどしていないので、試着したい人は「トイレで着てきてもいい?」と聞いてきます。多分ほとんどの出店者は「いいよ!」と言っているのでは。。?そのまま持ち逃げするなどということも今まで聞いたことがないので、そこは信用して試着してきてもらっています。中には全く気にせず隠さずにその場で脱ぎだして試着する人も。「女子ばかりだし、いいよね!」と。こういうノリもいかにもオーストラリアらしくて好きです。
この日の天気予報は雨でしたが、奇跡的に雨が降りませんでした。
お天気には恵まれましたが、肝心の売り上げのほうは、$270。過去出店した実績と比べたらちょっと少な目といったところですが、洋服の断捨離もできてお小遣い稼ぎもできたので一石二鳥。ただ毎回このマーケットのための準備に結構時間を費やされるので、年に3回出せれば十分かなと思っています。
自分には全く似合わなかった服をすごく似合う人が買ってくれたりするとこちらもうれしくなります。きっと服も喜んでいると思います。とくに靴もサイズがぴったり合った時は売り手も買い手もうれしくなります。お客さんの中にはあなたのセンス好きと言ってくれる人もいたり、前に出店してた時のことを覚えてくれている人もいたり、うれしい気持ちもたくさんもらえるハッピーなマーケットです。



今回の会場は小学校の広場で開催されました。



コーヒーのバンもでていたのでコーヒーを飲みながらショッピングができます。



こんな感じでガゼボを立てて出店しています。ガゼボ、テーブル、ラックなどすべて持参です。



写真左が私と友人で出店したお店。残り最後の一時間は全品半額セールをしました(笑)
写真右のお店はビンテージの洋服を売っていたお店。

特派員

  • 菅沼 千栄子(旧姓 名倉)
  • 職業会社員

2000年に渡豪。日系旅行会社勤務等を経て、2014年から現地建設会社に勤務。休日は、趣味の一つであるソイキャンドル作りやビーチウオークを楽しんでいます。当地のレアな生活情報をお伝えしたいと思います。

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