日本の友人の子供が、1月にホームステイでシドニーへ行くそうで、必要な物リストのなかに、“服装は半そで半ズボンという夏服で大丈夫”と書かれていたけど大丈夫?と聞かれました。私はとっさに、「いや、絶対にトレーナーとか暖かい上着と長いパンツも持って行ったほうがいいよ!」とアドバイスをしました。
オーストラリアは日本と真逆なので1月といったら真夏になるわけですが、あれだけ広い国土を持つオーストラリアですから、1月といえども、南へ下れば下るほど涼しくなっていきます。
北部のケアンズだったら半そで半ズボンでも大丈夫かもしれませんが、シドニーだと、夏だからといって油断して薄着でいると結構寒い思いをしてしまうということもあります。
さらに南のメルボルンは夏でも南風が強かったり曇りや雨だとかなり寒いです。私がオーストラリアに来たての頃、1月にメルボルンへ行ったのですが、ビーチで風が強いというのもありましたが、その日はかなり寒く、トレーナーとフリースを着ていたくらいです。メルボルンは一日の中に四季があるといわれている通り、朝晩ものすごく冷え込んでいたと思えば、日中はものすごく暑くなったり、いきなり雨が降り出してまた涼しくなったりと一日の中でもかなり天気が変わることが多い地域でもあります。
私が住んでいるゴールドコーストは冬でも比較的暖かく、夏も暑い日が多く、夏の期間も長いですが、11月下旬、12月に入っても長袖が必要な時もあります。特に今年は寒くて12月だというのに夜はトレーナーとスウェットのパンツを着ていたくらいです。
本格的に暑くなる前に、日本の梅雨のように、毎日ずっと雨が降る時期もあります。長いときは2~3週間ほぼ毎日雨ということもあり、しかもかなりの量が降ります。雨量が多く長く降り続けるので毎年あちこちで洪水の被害を受けている人がニュースに出ていると心が痛みます。
雨季が通りすぎると今までのお天気がうそだったかのようにカラッとオーストラリアらしい青空の気持ちよい夏真っ盛りのシーズンがやってきます。
お天気が安定してくるのはクリスマスが終わった時期くらいが多いように思います。
オーストラリアは12月中旬から1月25日くらいまでが学校の夏休みになるので、後半は比較的お天気が良い時期だと言えます。
シドニーやメルボルンは1月、2月でも肌寒い時があるかと思えば、逆にものすごく暑くなることもあります。ゴールドコーストの暑さとはまた違った暑さで、じりじりと日差しが照りつけて痛いような暑さに見舞われることもあります。
以前車で1月にシドニーに行った時、シドニーあたりから車の冷房の効きが悪くなった?と思い、もしや外がめちゃくちゃ暑いのかなと、車の窓を開けたらものすごい熱風というか熱気でびっくりしました。暑さで道路がもやもやと揺らめいていました。
メルボルンやシドニーは3月くらいから涼しくなり始めますが、ケアンズ、ゴールドコーストではまだまだ夏真っ盛り。涼しくなってきたなと感じるのは5月に入ったくらいからだと思います。ケアンズでは5月中旬くらいまで比較的暖かいようです。
オーストラリアの夏は日本よりも湿度が低く風もよく吹くため、真夏でも日陰で風の強い場所だと半そでではちょっと冷えてしまうなんてこともあります。
その年によって暑さが厳しかった年と、冷夏だった時と様々ですが、ちなみに今年は全国的に冷夏になると言われています。
ちなみにオーストラリアの天気予報はぜんぜん当たりません笑
そしてテレビでも日本の天気予報のように細かい時間帯毎に予報することもせず、もっと大雑把。週間予報なんて四六時中ころころ変わります。また、シドニー、メルボルンの都市に住む人は別かもしれませんが、ゴールドコーストの人は傘をさしたり、持ち歩くという習慣があまりありません。小雨ならまるで降っていないかのように普通に歩いているし、ザーザーの大雨なら走っているか、雨宿りをしています。ザーザーの大雨でびしょぬれになっている人も普通にみかけます。水だからそのうち乾くからいいやくらいの気持ちかもしれません。
あまりお天気も気にしないでその場でなんとかなるでしょというノリのオージーは寒さにも強いので、真冬でも海で泳いだり、冬なのにバスや車は暖房ではなく冷房をつけていたり、真冬なのにボディコンのような露出の高いドレスで上着も着ずに出かけている女の子達を見ると見ているほうが寒くなりそうなくらいです。
シドニーやメルボルンなど南方面へ行かれる方は、こんなの暑くていらないんじゃないかなと思っても念のため長袖や上着(風が強いので風を通さないものがあると便利)長ズボンなど用意していくことをお勧めします。また温度差が激しいので簡単に脱ぎ着できるような服装が便利です。
そして日差しも日本の6倍と強いので日焼け防止対策もしっかり行ってくださいね。