一体いつまで続くのやら。
国内における外出制限等が功を奏し、ポルトガルは一時「(コロナ)グリーンカントリー」と指定され、その期間にどっと欧州旅行者が押し寄せた。
それが関係しているのか、急にまたコロナ感染者数が右肩上がりだ。
以前のようにロックダウンや市境を超えての移動が制限されることはなくなったが、週末にかけてのグランデ・リスボア(リスボン州)をまたぐ往来は条件付きで禁止された。
72時間前までに受検した(PCRを含む)核酸増幅法検査ないし48時間前までに受検した迅速抗原検査の陰性証明か、「EU Digital COVID Certificate(EUデジタルコロナ証明書)」を提示せねば通過できない。
EUデジタルコロナ証明書は検査の陰性結果、ワクチン接種の状況、感染からの回復状況を証明するもの。そして、デジタル証明はスマートフォンのQRコードで管理され、紙形式の証明書も発行される。
なんだか面倒臭い。いっそのことチップ状でワクチンと一緒に投与してよ!と思いつつも、もしや本当にやってたりしてと、恐ろしくなる。
こうやってどんどん人類をコントロールするんだろうな。
さて、子供達の夏休みが近づいてきている。今までで、夏休みのスタートが7月に入ったのは初の事。夏休み開始が延びたのは、コロナ禍による学習の遅れを取り戻すためらしいが、期末試験などは既に通常スケジュール通りに終え、この残りの日々は先生も生徒も既に気持ちが夏に向いている感が残る。息子も二日に一回のペースでズル休みをして、そのうちコロナウイルス感染を疑われるのではと気が気でない。
今年の夏の予定はといえば、友人同士で国内小旅行を計画している以外は特になし。例年通りキャンプもしたいが、細かい条件付きであれば、大自然にいる醍醐味も失われるので意味がない。
なので、今年は夏の課題研究に力を入れようと考え、現在息子と話し合っている。モットーは「身近な科学」。家にある道具を使って、気軽に移動できる範囲を観察・記録する。
海岸線を数キロ移動するだけでも断崖の質感、言ってみれば石や砂や土の色が異なる。更に内陸に少し移動すれば、植物の種類がいかに海岸に生えてるものと違うかにも気づくだろうし、他にも虫を比べたりもしたい。息子が大好きな化石を見つけられれば、その土地の古代のイメージも広がるだろう。
都会の博物館に出向かずとも、また大掛かりな準備をしなくとも、研究材料は溢れている。
私にとっては、肺の隅々まで美味しい空気を吸えるだけでも大満足である。もちろん、マスクなしで。
庭にいるへび
そして、カエル