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  • 2021.11.17
  • コロナワクチン アナフィラキシーと交差接種 2
6月末に1回目のファイザーワクチンを接種し、2回目の接種日をカードに書かれる。その日に合わせて連絡が届かなくても、1ヶ月後頃にはきちんと注射のために戻るようにと念をおされた。
しかし実際に私が2回目のワクチンを接種したのは、それから更に2ヶ月後の9月末であった。
それには、こんな理由がある・・・。



コロナ接種会場から家に戻り、一緒にワクチンを受けに行った主人とリラックスな1日を過ごすことにする。副反応が出で、夫婦でダウンしてしまうリスクにも備え、冷凍ピザも購入済み。
ダルさと微熱はあったが、意外に平気。それならばと、夕飯のピザ以外に(ピザがあまり好きではない自分のための)白米を炊き、サラダも作る。どうも食欲もありそうだ。そして、睡眠もOK。

翌朝、手が痒い。指の付け根が痒い。すごく痒く、こすりすぎて皮膚がただれてしまった。気づけば脚も痒い。掻いてるうちに赤いぷっくりした腫れが大きくなり、脚の各所に広がってしまった。もともと発疹が出やすい体質なので、そんなに気にしていなかったのだが、痒いのと、腫れが益々膨らみを帯びるので、もしやワクチンの副反応かもと、ネットでコロナワクチンの副反応について確認しておくことにした。
しかし、渡されたファイザー社のサイトには同じようなケースは出てなく、ワクチンの副反応について他に記事を検索してみたが、異なる症状ばかり。丁度モデルナワクチンが出始めだった為、発疹や蕁麻疹に関する副反応は、モデルナアームに集中していた。

コロナワクチンのアナフィラキシー反応に対し、抗ヒスタミン剤を飲んでも大丈夫そうだったので、それを服用。蕁麻疹も数時間後には治った。

4日後、同じような蕁麻疹が出る。主人が絶対にコロナワクチンの副反応だと言うので、もう一度ネットでチェックしてみると、皮肉にも私が最初にネットサーチした日の翌日にアップされた記事で、同じような症状のものがニューズ記事として2〜3つあった。写真付きのものもあり、みてみると同じような感じ。
やはり副反応だったのかと、ある意味安心し、今回も抗ヒスタミン剤を飲んでやり過ごす。
その後、蕁麻疹は出なかったが、次のワクチン接種予定日が近づく頃まで、体の内部が常にムズムズと痒い感じが続いた。

2回目の接種連絡が届き、接種日に会場に向かう。プロセスは前回と全く同じ。違うのは、蕁麻疹の話をした事。そして注射の準備が進められ、打たれる前に、ファイザーの副反応としてデータベースに残して欲しいと写真を見せると、注射の準備が直ぐに止められ、ドクターが呼ばれた。ドクターに写真を見せ、話をし、その後ドクターにこの日の2回目接種はできないと告げられた。専門病院の免疫科で検査が必要だと説明を受け、それを受ける為の紹介文を持たせられた。

ここから、病院で免疫検査をしてもらうまでに1ヶ月はかかった。それは、地元の保健所がコロナのため運営休止していたりだの、その次に管轄の保健所は、コロナの為、総合医が週に1回しかいないだの、受診を待っている患者が大勢いるだの、またしてもコロナによる大迷惑。

ようやく血液検査を終え、その約1週間後には、2回目のワクチン接種のため、ようやく病院内にできた仮設施設に向かうことになった。

この日のプロセスというと。
まず、アレルギー用のだと思うが、薬を飲まされた。その後30分待機。
次に、2回目のワクチンを全てでなく5分の1ほどの量を注射される。40分ほど待機。・・・問題のある人は、この時に気分を害したりして、別室で横になって待機。
最後に(何もなければ)残りの全てを注射され、また40分ほど待機させられ、何ごともなければ、その報告をしてからフィニッシュ。
薬を飲む、注射は一瞬なのに、永遠に待たせられるので、私もしびれをきらせ、最後待たずに帰って良いか質問したら、あっけなく「だめ」と言われた。
いい加減そうだが、意外にきちんとしている国なのだ。


ちなみに、私が2回目に接種されたワクチンはモデルナであった。丁度その頃日本で議論されていた交差接種というのをなんの疑問もなく体験してしまった。
翌日は、ダルさ少々、注射打たれた腕が3日間ほど痛んだが、それ以外は全く普通。丁度同時期に重なった出張、そしてハードな仕事にも支障なく、暴飲暴食そして夜更かし、全く問題なかった。

1回目のワクチン接種からの副反応、血液検査等、2回目のワクチン接種では2回も注射を打たれ、極め付けに交差接種、、、まだまだ3回目のブースターは受ける予定はないけれど、すでにコロナには打ち勝った気持ちでいる。

特派員

  • 太田めぐみ
  • 職業修復士、通訳、コーディネーター/Insitu(修復)、Kaminari-sama、ノバジカ、他

ポルトガル在住の保存修復士。主に、絵画(壁画)や金箔装飾を専門にし、ユネスコ世界遺産建築物や大統領邸の内部を手がける。シルバーコースト近くの村で、地域に根付いた田舎暮らしを満喫している。趣味は、土いじり。

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