さて、首都リマにあります美術館MALI(Museo de Arte de Lima )では、毎月最終金曜日の夜にNoche MALI(MALIの夜)という夜の美術館を楽しめるNight event が開催されています。ペルーに到着してから、これは是非とも行きたいなと機会を伺っていたのですが、最終金曜日の夜に首都リマにいることがなく、なかなか参加することができませんでした。しかし、念願叶って5月31日(金)の夜にやっと行くことができたので、こちらのイベントについて今回はレポートしたいと思います。
まず、MALIはペルーの中で非常に重要な美術館で1961年に開館しました。なによりこの美術館、建物が素晴らしいのです。1872年にイタリアの建築家の設計によって建てられたネオルネッサンス建築の立派な建物の中で芸術作品を鑑賞することができます。館内には、9つの部屋で構成された3000年のペルー芸術史の軌跡を辿ることができる常設展示もあります。紀元前から現代のペルー人アーティストの作品まで一気にみることができるのはありがたいですね。もちろんパラカス文化の出土品も展示してありました!若者への芸術教育のため、日常的にアートプログラムなども頻繁に行われているそうです。
今回のイベントNoche MALI(MALIの夜)は、美術館の閉館時間である18:00から始まり22:00の終了時刻まで、ありとあらゆるプログラムに参加しつつ、芸術作品を鑑賞できてなんと入場料はS/9.9(約400円)!通常こちらの美術館の入場料は、S/15(600円)、外国人ならS/30(1200円)ですので、この機会に行った方がお得なのです!!夜の美術館はなんとなくワクワクしますし、これはなんとしても掴まないといけないチャンスなのです。因みに、チケットは事前にオンラインで購入できます。開催日の数日前にチケットは完売しますので、行けることが分かったら、早めにチケットを購入しましょう。
さて、どんなプログラムが展開されているか?
①手作りアクセサリーの販売。手の込んだアクセサリーがたくさん並んでおり、私も一つ購入しました。
②VR体験「3Dミュージアム」
③自分のご先祖様の仮面を作ろうワークショップ
④サルサとメレンゲのダンス大会!優勝賞品は無料で美術館のアートプログラムを受講できる権利でした。賞品魅力ありますよねえ。
⑤ライブコンサート!今回はPlutonioというミュージシャンによる1時間のミニライブでした。生歌を近くで聴くとテンション爆上がりします。最高のイベントの締めくくりとなっていました。
このようにさまざまなプログラムが同時多発的に館内で繰り広げられるので結構忙しく、ゆっくり作品を鑑賞する時間が確保できなかったのでまた次回も挑戦してみようと思います。
それではこのあたりでアディオ〜ス!南米ペルーパラカスより山本粧子でした。