• 2024.07.11
  • ペルーと日本、「父の日」の捉え方がちょっと違うかも!?父の日にプレゼントを9個用意しました
6月16日(日)午前9時40分ごろ、ペルーで地震がありました。その時、私はベットでゴロゴロしており、勝手に動くはずのないベットが横揺れし始めたので、天井を見つめながら数を数えていましたら、20を数え終わるところでピタッと揺れが止まりました。かなり長い時間揺れていた印象です。震源地は私が住むイカ州のお隣アレキパ州でマグニチュード6.3だったそうです。ペルーも地震や津波が多い国なので、自分の身を守れるよう、有事の際、どこへどう逃げるべきか想像しながら生活したいと思います。日本の皆様もくれぐれもお気をつけください。

さて、私が働くパラカスミュージアムの事務所には、ミュージアムで働くメンバーの誕生日一覧表が貼ってあり、誕生日は皆で一緒に昼食を食べ、ケーキを食べてお祝いします。私の初出勤日は、まさかの私の誕生日だったのですが、その日も会ったこともない謎の日本人に、大きなチョコレートケーキを準備してお祝いしてくれるというほどお祝いに関してはかなり徹底しています。
まさか、初出勤日に自分の誕生日をこれから同僚になる人たちがお祝いしてくれるとは想像していなかったのでとても驚き、喜びました。


私が出前授業で行った小学校の黒板の横にもクラスメイト全員の誕生日一覧表が貼ってありましたし、職場でも、学校でも、みんなでみんなの誕生日を一緒にお祝いしよう!という意識が日本よりもやや強い気がします。私はこのペルーのお祝いのカルチャーが好きです。なぜなら、誕生日は一年に一回しか来ないので、その日一日だけは、あらゆる人から沢山お祝いしてもらってハッピーに過ごすというのは人間としていいな、ハッピーだなと思うのです。こちらに来て、何かしらいつもお祝いしているのですが、誰かの何かを一緒にお祝いして、食べて、踊って、大音量で音楽を聴いて過ごすのは結構楽しいものです。

誕生日のみならず、母の日、父の日なども同じように職場でお祝いします。日本では、父の日や母の日というのは、自分の親に感謝するイメージで、あくまで「自分の親に対して」何かしらをする日だと思って生きてきたのですが、ペルーはちょっと違いました。すべてのお母さんとお父さんに対してお祝いするのです。自分の親ではなくても、誰かの親である人をみんなでお祝いするのです。


6月16日(日)は日本と同じくペルーも父の日だったので、誰かの父親(子どもをもつ男性)である同僚やお世話になっている方々をお祝いするため、9つのプレゼントを用意しました。日本で、父の日に複数人に対して、たくさんのプレゼントを購入するということはありませんでしたので、これは面白い経験だなと思いました。さすがに他人の父親にプレゼントを贈り、楽しくお祝いしておきながら、日本にいる自分の父親に何も贈らないのはちょっとなんだかなと思い、6月14日に発売開始したというアサヒスーパードライ生ジョッキ館 工場できたてのうまさ実感パック24本という商品をAmazonで父の日の前日に注文し、無事に父の日に父の元へ届けることができました。今、私は人生で一番Amazonを有効活用しているなと思います。地球の裏側にいても、日本にいた頃と同じように翌日到着サービスを利用できるのは素晴らしいですね。本日は、ペルーのお祝い文化の一部をお届けしました。
それではこのあたりでアディオ〜ス!南米ペルーパラカスより山本粧子でした。

特派員

  • 山本 粧子
  • 職業JICA青年海外協力隊

ペルーのイカ州パラカス在住。現在はフリオ・セサル・テージョパラカスミュージアムでイベントの企画運営をしています。「人間とはなんだ」というテーマで絵を描いてきました。2025年7月〜9月ペルーにて個展開催決定!
皆さんにペルーへ遊びに来てもらえるよう、ペルーのOMOSIROIをお届けしたいと思います。

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