そして先週水曜日に発行された官報でスペイン政府は公共交通機関でのマスク着用の義務を解除すると発表しました。図1.は2023年2月8日付広報33号1項1799頁のマスク着用義務解除部分です
“Por último, se elimina el uso obligatorio de mascarillas en los medios de transporte…”
“最後に、交通機関におけるマスク着用義務項目は削除される…” とあります。
図1
これで2020年5月からほぼ3年間に及ぶマスク生活も終わり次第にコロナ前の日常を取り戻し始めています。しかし、当然といえば当然なのですが、感染や重症化リスクの高い層の人たちとの接触機会が多い医療機関、介護施設、薬剤店、などでの着用義務は続いています。こればかりは新型コロナ対策だけに留まらずインフルエンザ感染予防等も含めて一般的な衛生管理方法としてこれからも続いて行くでしょうね。
義務では無くなったとは言え、着けるか否かは個人の判断ですから、あえて“何月何日からマスクの着脱は個人の判断に委ねる”と政府広報で知らしめる必要もないのでしょう。コモンセンスということです。蛇足ながらこの言葉を日本語で常識と訳すと“誰でもが知っている知識”と捉えられがちですが、この場合は“社会的にみて当然と思われる行動、行為“ということで、言わずもがなな事柄でしょうか。
マドリードでは当該規則施行の2月8日以降、地下鉄やバスの乗客のマスク着用率は多分15%?程度でしょう。地下鉄一車両、バス一台に3~4人のマスク使用者でしょうか(私自身はまだ付けています)。もともとマスクをつける習慣が無かったスペインでコロナ以前は伝染病罹患者か、顔を見られたくない犯罪者と思われていかにも胡散臭い目で見られていましたが流石に今は用心深い人と思われるだけで、違和感なく受け入れられています。
日本では厚生労働省のお達しで3月13日からマスク着用は個人の判断に委ねるとの事、たとえ医療機関であろうともマスク着用はあくまでも推奨のレベルのようです。しかし文部科学省の理解は若干違うようですね。これからシーズンを迎える卒業式におけるマスク扱いには両省間に若干の相違があると感じました。
『コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針の変更及び卒業式における マスクの取扱い等について』 曰く
○ 児童生徒及び教職員については、入退場、式辞・祝辞等、卒業証書授与、送辞・ 答辞の場面など、式典全体を通じてマスクを外すことを基本とする。
○ 来賓や保護者等はマスクを着用するとともに、座席間に触れ合わない程度の距 離を確保した上で、参加人数の制限は不要。
令和5年2月 10 日
文部科学省高等教育局高等教育企画課
学校関係者はマスク無し、保護者、来賓はマスク有り、って何なんでしょうね?
“マスクの着脱は個人の判断に委ねる”はずでは?
今回も外野からの揚げ足取りでごめんなさい。