写真1
写真2
写真1はマドリードの中心、太陽門広場に設置された『熊といちごの木 Osa y Madroño 』の銅像です。左手後方、時計台のある建物の入り口にスペインの道路元標があります。写真2はマドリード市発行住民票の写しです。
この熊と七つ星の由来についてはいろいろな説があり、マドリード以前に首都であったトレドに住んでいた王族、貴族たちがマドリード付近へ熊狩りにきていたので、後に遷都された際にシンボルにしたとか、中世以降対イスラム教徒との闘いの際に天空に輝く北斗七星を含む大熊座に導かれて勝利を得た記念として、七つの星と熊を紋章にしたともいわれています。そして熊が前足を持たせかけているのが近辺にたくさんあった熊達の好物、いちごの木madroño マドローニョです。
写真3
写真3はマドリード公園管理局の作業車でマドリード市のロゴマークがついています。お決まりの熊、いちごの木、七つ星。
マドリードのシンボルである七つ星と熊ですが、北海道との意外な関係?が頭に浮かびました。ブランド米で知られている“ななつぼし”と言う名前は澄み切った夜空の北斗七星のように輝いてほしいという願いがこめられているそうです。そしてイメージキャラクターのマツコさん、熊のように堂々とした存在感で“冷めても美味しく、なんにでも合うオールマイティーなところ“をアピールしています。
熊の恐ろしさを表現する有名なフレーズで『鋭く頑丈な爪と牙を付けたマツコ・デラックスがウサイン・ボルトのスピードで迫ってくる』がありますがやはりマツコさんと熊と北海道はリンクしているようです。
そういえば最近熊害(ゆうがい)の報道が多くみられますね。つい最近釧路で駆除された雄のヒグマは2019年から3年の間に判明しているだけでも牛66頭も襲ったそうです。そしてこの熊のコードネームがOSO-18で、スペイン語で雄熊はOSOですからなぜスペイン語を使用したのか疑問でしたが、由来は最初に確認された犯行現場?の地名のオソツベツのOSOで18は下足痕の幅が18cmだということです。
スペイン語で大熊座はOsa Mayorで女性名詞ですのでこのマドリードのシンボルはOSA雌熊でOSO18は図らずも雄熊ですね。
・・・とスペイン特派員ながら猛暑日が続くなかでいつものように日本の話題になってしまいました。
写真4
写真5
写真4と5は猛暑日の証拠写真です。8月21日の夕方に最寄りのバス停の温度表示です。