そして一般的なアイスクリームのサイズはこちら。
お写真では伝わりにくいですが、なんと1.5クオート(1.42リットル)もの量のアイスクリームが一般的なサイズなんです。日本のコンビニエンスストアのアイスクリーム売り場で買うように、手軽に手を出すことができない大きさです。私も夫婦2人だと、一度買うとなかなか次に新しい味を試すことができません。こんな大きなアイスクリームですが、アメリカの一般家庭の冷凍庫には必ずひとつは常備されていると言っても過言ではないと思います。アイスクリーム売り場の側には、ワッフルコーンやアイスクリーム用のソースも豊富に揃っています。温めてかけるものや、アイスの冷たさでパリパリのチョコになるものなど。
それでは、私の思うアメリカならではのアイスクリームをいくつかご紹介していきます。まずはこちら。アメリカ人ならほとんどの人が知っているであろう、最もメジャーな棒状アイスキャンディー、Popsicle。もともとPopsicleは商品名だったのですが一般名称化し、英語でアイスキャンディーのことはPopsicleといいます。(正しくはIce pop)そして右のお写真、DRUM STICKもポピュラーです。日本でも似たようなコーンアイス、ありますよね。
そして日本でもお馴染みのハーゲンダッツは、もちろん本場アメリカでも大人気です。
本場なだけあって日本に比べるとお値段も手頃なので、ちょっと贅沢をしたい日に、というイメージでは無い気がします。日本のようにお餅入りや季節限定のフレーバーは少ないですが、お写真右のホワイトチョコレートラズベリートリュフはとても美味しかったので個人的にオススメします。こちらのBEN&JERRY’Sもご存知の方が多いのでは無いでしょうか。数年前に東京に店舗がオープンしたかと思います。沢山の種類がありますが、中でも私のお気に入りはお写真右のチャンキーモンキーです。バナナアイスクリームにゴロゴロと大きめのチョコレートと、香ばしいクルミが入っています。お気に入り、といってもこのフレーバー以外に試したことがないのでなんとも言えないのですが… 美味しいですよ!
そして、これこそアメリカならではのアイスクリームだと思ったのがこちら。
アメリカで人気のお菓子がアイスクリームとなっています。食感は楽しそうですが、甘いものと甘いものの組み合わせ、考えただけでお腹がいっぱいになってしまいそうです。このようなフレーバーもそうですが、レッドベルベットケーキやピーナッツバターカップ、スモア(S’more)など、日本ではあまり見かけないようなフレーバーも多くあり面白いです。少しでもカロリーを抑えたい方のために、カロリーが低めのギリシャヨーグルトで作られたフローズンヨーグルトアイスバーなども置いてあります。プロテイン入りのスムージーアイスや、最近はお餅のアイスクリームもよく見かけるようになってきました。
そしてさすが食の選択肢の多いアメリカならでは、もちろんヴィーガンの方向けのアイスクリームの種類も多く揃っています。Dairy Free(乳製品不使用)やGluten Free(グルテン不使用)、Egg Free(卵不使用)など、アレルギーをお持ちの方でも安心して食べることのできるアイスクリームも売っています。
お写真左は、ココナッツミルクやカシューナッツミルク、豆乳などで作られているアイスクリームです。お写真右はジェラートなのですが、こちらの種類は甘すぎず余分な添加物が入っていないのでおすすめです。脂肪分が少なく、コクがあって美味しいです。近年健康志向の方が徐々に増えてきているアメリカで、ジェラートの人気も上がってきているようです。
これだけ種類が多いと、アイスクリームが食べたいなと思ったとき、どのアイスクリームにしようか決めるのも少し大変です(笑)実際アイスクリーム売り場ではいつも誰かが冷凍庫の前で、どのアイスにしようか眺めています。アメリカの方々は、どのくらいのペースでこの大きなアイスを食べきるのか?少し気になります。そして最後に・・バケツのように大きなアイスクリームも、普通のスーパーマーケットで買うことができるのがここアメリカ!
大きさが伝わればいいな、と少し抱えてみたのですが・・もしかすると、これはまだ小さい方で、もっと特大サイズがありそうな気がします。驚くのは陳列棚が空になっていること・・恐らく売れているということですよね。個人的には、この大きさでのお値段の安さにちょっと不安になってしまいます。余談ですが、昔オーストラリアにホームステイした際、ホストが夕飯後にワッフルコーンに盛り盛りにバニラアイスを乗せて出してくれたことがありました。当時英語も喋れなかった私はあまりにも多すぎることを伝えられず・・・無駄に頑張って食べきったんです。が、それ以降、小さなトラウマとなってしまったのか、バニラアイスが苦手になってしまった私です・・・。何事もほどほどが一番ですね。皆さんもアメリカへご旅行された際には、ぜひお好みのアイスクリームを探してみてください。大人数でバケツアイスクリームを頬張ってみるのも楽しいかもしれませんね。
特派員
- アンダーソン 江里加
- 職業専業主婦
結婚を機に、2016年5月、アメリカに移住しました。
日本で教わった繊細で美味しいお菓子を広めるため、日々お菓子を作り研究している専業主婦です。
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