- 2015.07.03
- アメリカ人とカップケーキ
カップケーキを嫌いな人はアメリカにはいない。と言っても過言ではないでしょう。
日本のサイトを見ていると「NYで人気の~」「LAで話題沸騰中の~」なんて文句を目にしますが、アメリカ全土で見たとき、カップケーキに勝るものは未だないと思います。
甘いものは苦手…なんて言いながらもカップケーキひとつやふたつなら平らげてしまう。なんて人も結構います。
日本のようにフルーツの乗った、生クリームでデコレーションされたケーキというのはほとんどなく、アメリカのケーキはバタークリームで装飾した大きな四角いケーキか、カップケーキが一般的です。大きな四角いケーキは、日本のホールケーキと同様、真ん中にメッセージを書いたりして、特別なイベントの時にお披露目、切り分けてサーブします。
カップケーキはメッセージは書けませんが、ひとつずつ味を変えたり、ナイフやフォークを使わずとも片手で食べられ、デコレーションが少し違うだけで簡単にその場が華やぐのでありとあらゆる場面に登場します。
最近ではウェディングケーキも入刀するもの以外(ゲストが食べる部分)はカップケーキでする人も少なくありません。
ワシントンD.C.は中でもカップケーキ激戦区。あるテレビ局の全米一美味しいカップケーキを競う番組で優勝を果たしたのがワシントンD.C.のジョージタウンにあるカップケーキ専門店なのも理由のひとつでしょう。観光客はみなそのお店の外にまで長い行列を作っていますが、もちろん他のお店だって美味しいです。
ケーキのデコレーションにこだわっているお店、材料にこだわっているお店、ケーキの種類や甘さ、季節によって変わる店内の雰囲気など多種多様ですし、アメリカは日本よりも宗教的な理由だったり、個人的な思考だったり、アレルギーもありますが、摂取するものの原料にこだわっている人がずっと多いのでカップケーキもグルテンフリーやビーガンのものもあります。私もいま自分好みのお店を探している途中。1人何個の計算で購入しているんだろう?と思う2~30個まとめ買いをしている人たちを横目に、その日の気分で1個(もしくは2個!)新しく見つけたカップケーキ屋さんでランチ代わりに食べるのが目下趣味です。