そしてペットフード、ペットサービス、ペットケア、グッズ、ケージ、獣医など、ペット関連市場は拡大する一方です。
1985年にCobasiという名の店舗は動物のショッピングセンターのコンセプトでオープンし、現在ではサンパウロ市を中心に78店舗もあります。店の中は広々としていて、犬、猫、鳥、ウサギ、熱帯魚類など、動物の種類に分けられていて、それぞれのフードやグッズが並べられています。店に入ると真っ先に目に入るのが販売されている観葉植物と欄の花で、きれいな色と緑で気持ちも落ち着きます。自分のペットと一緒にゆっくり散歩するにも、ペットを飼っていない者でも販売されている鳥やモルモット、ウサギなどを見ることができ、楽しいです。
2002年にオープンした Petzという名のペットショップも今では50以上の店舗をもっています。ブラジルはペットグッズ販売量はアメリカ、イギリス、ドイツ、日本の次に並び、2021年にはドイツと日本を超えて世界3位になると予想されてます。
他のペットショップも色んなグッズを扱い、また、トリミングしている様子をカメラで見ることもできたりします。
このようにペット関連市場の拡大の背景にはペットが家族の一員であるという認識が高まっていることがあげられるそうです。単身世帯や高齢世帯では、ペットを安らぎを求めるパートナーとなっているとか。犬だけに限らず、より栄養が含まれている高級フード、洋服にアクセラリー、室内で飼っていると必要なトイレシートや消臭剤など、トリミングに、薬やワクチンなどと、リストは多い。また、このように大事にされているペットの寿命も延びたようです。
先日ショッピングセンター内の宝石店でペット用ペンダントを見つけました。可愛かったです。
ペットサービスも増えました。サンパウロ市で目にするのがウオーキングサービス。決まった時間に犬を迎えに来て散歩させてくれます。住宅街や公園でよくみかけます。
背丈の制限があるけれども、犬が入れるショッピングセンターも増えてきました。ペットと一緒にカフェに行ったり、旅行先で泊まれるホテルも増えてきました。ドライブ時には、ケージに入らなくても、ペット用シートベルトがあるそうです。 家族と一緒に行動できる範囲が多くなってきたのですね。
先日2週間程息子達の犬を預かって散歩していたのですが、犬と散歩をしていると、近所の人々が声をかけてくれます。「かわいいですね、何歳ですか」などとです。同じ時間帯に散歩している人とあいさつするようになったりと、犬と散歩をすると、近所の方とよりコミュニケーションがとれます。嬉しいことです。
うちにはオカメインコがいます。歌も歌ってくれて、いくつかの言葉も言えます。なついてくれていてとても可愛いです。
そうですね、いつの間にか家族の一員ですね。