Condominio fechado と言って、ゲート付きコンドミニアムと言うのがあります。ゲート付きなので、住民の登録を事前にしてコンドミニアムへの出入りをチェックします。訪問者などもIDを見せたり、顔写真を登録したりと、ゲートでのチェックが厳しいです。今回はこの様なコンドミニアムの事についてお話しようと思います。ゲート付きコンドミニアムとは名前が長いので、コンドミニアムと書いていきます。
ブラジルで一番初めに出来たコンドミニアムはサンパウロ市から100km程離れた郊外にあるItu 市の Terras de São Joséです。超高級なコンドミニアムで、900件もの大邸宅が建設され、自然に囲まれたこのコンドミニアムには24時間体制のセキュリティがあり、住民に安心感を与ます。スポーツに関しては、テニスコートが20面、バレーボールコート、ビーチバレーコート、サッカー場、プールの他、ゴルフ場などが設置されています。コンドミニアム内には軽食店、レストランにコンビニもあるそうです。このコンドミニアムに住む人もいれば、別荘として使用している人も多いそうです。
1970年後半からは、さまざまな規模のコンドミニアムがいろんな街で増えました。その理由としては、24時間体制のセキュリティがあることです。安心して暮らせるのが重要な点です。敷地内でいろんなアクティビティができるのも利点なので、子供がいる家族や年配の夫婦にも好まれています。緑が多いこともメリットです。また、不動産投資として考えている人も多いようです。大都会の慌ただしい生活から離れてゆっくり過ごしたい人にはピッタリですね。
コンドミニアムが増える中で生じる問題は環境への影響です。敷地を作るために生じる森林伐採が問題となっています。


先日コンドミニアムに住んでいるお友達夫婦を訪ねました。サンパウロ市から車で1時間半の郊外にある街のコンドミニアムです。家は2階建てで寝室が3つあり、広いリビングには窓が多く、家の裏側には広い庭があります。大都会で慣れている音とは違って、車の音は殆どせず、小鳥のさえずりが良く聞こえていました。庭には好みの植物やお花を植えてあって、一部、畑にしています。庭の芝生も綺麗に手入れがされていました。身体と心には良い環境なのだと思いました。現在スーパーマーケット、レストラン、薬局など、商品のデリバリーをする店が多いので不自由はしないそうです。ただ、どこに行くにも自家用車が必要だと言っていました。彼女の話では、コンドミニアムの規定に従えない住民がいたりで、時々トラブルが起きるそうですが、頻繁にそのような問題があるわけではないそうです。
お庭でお茶をしながら、お話をしてゆっくり過ごせた午後は有意義な時間でした。
治安が良い国で暮らす一軒家は安心していられますが、ブラジルの大都会ではセキュリティを重視しますので、コンドミニアムに住むのが良いオプションとなります。