大手デパートマイヤー主催のメルボルンカップファッションショーより
馬券は競馬場やTABというスポーツのギャンブルを扱う会社から購入します。TABはパブと呼ばれるバーに併設していることが多いので、どこでも気軽に馬券を購入することができます。
賞金は総額約600万豪ドル。馬券の値段はかけ方により価格も違いますが、オーストラリアドル$1(日本円約85円)から購入できます。
単純に一着の馬をあてる賭け方や、3着までに入る馬を一頭選ぶ賭け方、また、馬券を買う機械が勝手に馬を選ぶミステリーベットという馬券もあります。
競走馬は国内馬だけでなく、各国の優勝馬などが出馬するほどの本格的な大レースです。
2006年に行われたレースでは日本馬のデルタブルースが優勝、ポップロックが2位となりました。
今年、私は何の下調べもせず馬券も購入しませんでしたが、なんとミシェル・ペインさん(写真下)という女性騎手が優勝を果たしました。
女性騎手が優勝するのは1861年から始まった歴史あるメルボルンカップでも初の出来事で、各国のメディアからも注目を浴びる出来事となりました。
メルボルンカップの次は来年1月にマジックミリオンというこれもまた大きな競馬が開催されます。
お祭り騒ぎが大好きなオーストラリア人には年に一度のお祭りでは物足りないようですね。
- 2015.11.27
- メルボルンカップ 祝日になるGIレース
日本では競馬=ギャンブル、競馬場でレースに釘付けになっているのは大半が競馬新聞を片手にしたおじさん達、というイメージがありますが、オーストラリア人にとって日本の天皇賞のような大きなレースは、一種のカーニバルとして国民に広く親しまれています。
日本では考えられませんが、オーストラリアで最大の競馬「メルボルンカップ」(2004年以降エミレーツ航空がスポンサーとなっているので正式にはエミレーツメルボルンカップと呼びます)が開催されるメルボルンでは、その日は祝日となります。このレースはメルボルンのフレミントン競馬場で毎年11月の第一火曜日に行われ、今年は11月3日(火)に開催されました。
メルボルン以外の都市でも、この日は各都市の競馬場でメルボルンカップを祝うレースが開催され、会社によっては半日で仕事を切り上げ、社員全員で近場のレストランやバー、特設会場に行き、このレースを楽しむ程のお祭り騒ぎとなるのです。
もちろん優勝馬を予想し競馬を楽しむだけでなく、メルボルンカップの楽しみ方の一つに、男女ともドレスアップをし、昼間からシャンパンを片手にこのお祭りの雰囲気を楽しむところにあります。
開催場ではファッションショーも行われ、VIPエリアには国内外からの有名人なども見かけることもあります。この日のためにオーストラリア中のレストランやレンタル会場などでは特別ランチメニューなども用意されています。
私が住んでいるゴールドコーストでも、この日は朝からドレスアップをして、ゴールドコースト競馬場へ向かう人々や出勤する人をたくさん見かけました。
男性はスーツ、女性はドレスに身を包み、大きな飾り用ハットや造花をつけて華やかに着飾っています。スーパーマーケットや銀行の窓口の女性も、制服に髪飾りをつけるなど、この日に限ってはドレスアップをした格好で仕事をしてもいいようですね。