(左)一見ただの公園のようなキャンプ場です。(右)先に到着していた子供3人の5人家族のテント。キャンプファイヤーに使う木を切る斧を貸してくれたり、どこから来たかなど話はじめ、すぐに仲良くなってしまうのもオーストラリアでのキャンプの醍醐味の一つです。
キャンプ場にあった看板です。写真右の小さな封筒が常備されており、説明によると、その封筒の宛先を記入する部分が複写の2枚重ねになっており、さらに真ん中に切り取り線がはいっているのでそこに自分の名前、車のナンバープレート番号、郵便番号、大人、子供それぞれ何人の利用か、いつからいつまでの滞在かなどを記入し、上をはがし、点線で2枚に分け、Vehicle Feeと書かれたほうを車に、Camping Feeをテントに見えるようにつけておいてくださいというものでした。そして、その封筒に使用料をいれ、写真にある小さな箱の中に投函してくださいという自己申告制のシステムとなっていました。時々見回りに来る人がいるだけで通常は無人のキャンプ場となっています。ちなみに使用料は大人一人オーストラリアドル$6(日本円約475円)で、車の駐車場代が$8(日本円約630円)でした。(左)利用方法が丁寧に説明されている看板(右)写真左の下の小さな箱のふたを開けると封筒が入っています。あいにくペンは入っていませんでした。
トイレも一か所のみでくみ取り式です。意外にもトイレットペーパーはきちんと設置されていました。トイレの手を洗う水も雨水を利用しているので飲んではいけないというマークがあります。水を大事にするオーストラリアではここの水も蛇口を全開にひねっても糸が垂れる程の量しか水は出てきません。(左)比較的綺麗に管理されているくみ取り式トイレ。(右)最大にひねってもちょろちょろとだけ水がでる手洗い
こちらのタンクには溜まった雨水が貯蔵されています。この日は水も十分に持っていっていたので、こちらの貯蔵タンクの水は使用しませんでした。夕方近くになると他に2組がテントを張っていましたが、人も少なく、ひっそりと、鳥の声だけがさえずる静かなキャンプ場でした。夜になるとどこのテントでもたき火を楽しんでいました。初夏といっても山奥なので夜はひんやりとするのでキャンプファイヤーの温かさも心地よく感じられます。ゴミ箱も設置されていないので、ゴミもすべて自分達で持ち帰ります。さすがキャンプ慣れしているオーストラリアの人々はゴミなど置いて行ったりせず、その点はとてもマナーが良いと思います。自然を相手に遊ぶのが得意なオーストラリア人は自然も大切にしています。
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- 菅沼 千栄子(旧姓 名倉)
- 職業会社員
2000年に渡豪。日系旅行会社勤務等を経て、2014年から現地建設会社に勤務。休日は、趣味の一つであるソイキャンドル作りやビーチウオークを楽しんでいます。当地のレアな生活情報をお伝えしたいと思います。
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