• 2021.04.21
  • カキ養殖場が経営するオイスターバー
海外旅行ができない今、オーストラリアでも国内旅行に力をいれていて、航空会社のジェットスターやカンタス航空も国内便のセールを出し、販売促進に力を注いでいます。テレビのコマーシャルも国内の観光地の宣伝に変わり、観光地を紹介するテレビ番組も国内に焦点を絞っています。国内の様々な観光スポットやレストラン、ホテルなどを紹介していますが、エアーズロックやグレートバリアリーフなどのありきたりな場所ではなく、もっとレアでまだあまり知られていないような場所も紹介しているので、観ていて参考になりますし、行ってみたくもなります。そして、今回ご紹介する、『The Oyster Shed』という牡蠣養殖場直営のオイスターバーも最近テレビで紹介され、昨年できたばかりというのに、すでに注目の人気スポットになっています。Tweed Heads(ツイードヘッズ)というクイーンズランド州とニューサウスウェールズ州の境目にある町にはツイード川という大きな川が流れており、そこで牡蠣の養殖が行われています。ここで養殖されている牡蠣はオーストラリアでも有名なシドニーロックオイスター種で、貝の色が茶色味を帯びており、身も少し黄色っぽい色で、小ぶりのとろっとしたクリーミーな味の牡蠣です。牡蠣以外にもツイード川ではエビやマッドクラブという川にいる蟹などが採れます。場所はツイード川沿いにあり、テーブル席からツイード川が一望でき、養殖場も見えます。メニューはオイスターがメインですが、その他サーモンのグリルやエビのグリル、魚のタコス、サラダ、デザートもあります。
今回は5人で行ったので、こちらの“オイスタースタック”というオイスター好きにはたまらないオイスター尽くしの3段盛りをいただきました。


トッピングや味付けをしていないナチュラルなものから、トマトのサルサ乗せ、ワサビマヨネーズと生姜のトッピング、ビネガー、チリソースなど3ダースのオイスターが様々なバリエーションで盛り付けられています。味付けもトッピングのものもオイスターの味を殺さないよう控えめな味付けになっていました。養殖場直営のオイスターバーというだけあって、本当に新鮮で美味しいです。シドニーロックオイスターは口の中にまとわりつくようなクリーミーさが特徴ですが、時間が経ってしまったものだど、すこし臭みがでて、そのクリーミーさと混ざり、苦手な人は苦手なようですが、ここのオイスターはフレッシュなので臭みもまったくありませんでした。
夕焼けに染まるツイード川を見ながらカクテルを飲む。家から車で40分くらいの場所なのに、どこかもっと遠い違う場所へ訪れたような気分になりました。オーシャンビューのレストランは近場にたくさんありますが、このリバービューも私には新鮮でした。
コロナで経営不振のお店が増えている今、皆頑張って国内を盛り上げようとしています。皆が安全に快適に、そして早く景気も回復してくるといいですね。


The Oyster Shedの外観


店中の風景


店内から遠くに見える牡蠣養殖場

特派員

  • 菅沼 千栄子(旧姓 名倉)
  • 職業会社員

2000年に渡豪。日系旅行会社勤務等を経て、2014年から現地建設会社に勤務。休日は、趣味の一つであるソイキャンドル作りやビーチウオークを楽しんでいます。当地のレアな生活情報をお伝えしたいと思います。

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