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  • 2023.03.09
  • 「家からちょっと無人島まで?!」 ボートのある生活
ゴールドコーストはきれいなビーチとカナル(運河)に囲まれた素敵な町で、水辺とのライフスタイルは私達にとって切っても切れない関係。ただ良いことばかりではなく、渋滞があると、カナルが多いため行き止まりや抜け道が少ないという点や、大雨が続いた時には水のかさが増して浸水しないかなどの心配がでてくる点などもあります。それでもジェットスキーやボートやカヌー、サップで遊んだり、最高の眺めが楽しめたりとたくさんの自然の恩恵も受けています。
今回はボートを持っている友人が無人島まで遊びに行くとのことで、一緒に連れて行ってもらいました。ゴールドコーストからボートで片道約1時間45分にあるピール島という無人島です。
地図で改めて場所を見てみましたが、ブリスベンに近いゴールドコースト北部の内海に浮かぶ島でした。ゴールドコースト~ブリスベン間にはたくさんの島があり、一番大きなノースストラドブローク島と、サウスストラドブローク島、そして日本人観光客にも人気のモートン島などがあります。ピール島は縦1km横3kmの無人島で、オーストラリアの国立公園に指定されています。
かつてその昔、1800年代半ばには、ハンセン病の感染増加対策として、このピール島に感染者の療養所が設置されていたそうです。この周りの海にはサメが多く、逃走が困難なことからこの島に建てられたという悲しい歴史があったようです。ちなみに、「サメが多くて逃走が困難」ということを知ったのは、ピール島でさんざん泳いで楽しんだ後でした(笑)
友人ファミリーは、カナル沿いに家があり、家のリビングからカナルが見渡せる豪邸に住んでいます。そして家の前のカナルにはボートを係留するスペースもあり、自家用ボートをそこに泊めています。


以前はもっと大きなボートを持っていたのですが、今はこちらのボートを所持しています。
これでも十分立派でかっこいい!
無人島へ行くので、売店やレストランもないので、食べ物、飲み物も用意してクーラーボックスへ。
私はボートの交通ルールは全くわからないのですが、所々に速度制限の数字の標識や、見たこともない、なんの意味かもわからないような標識もありました。座礁しないように、ここから先は浅いですよという標識もあるそうです。
この日は、ボートでクルージングするには最高のお天気でした。
カナル沿いの豪邸がならぶ水路はスピードを出してはいけないので、ゆっくりと、たくさんの豪邸を見ながら進み、そして狭い水路が開けた内海に出ると、ボートのスピードも全開!
真夏にはボートの風がとても清々しくて気持ちよかったです。


途中でイルカの群れにも遭遇!


見づらいですがイルカのフィンが出ているのがわかりますか?
実際は5~6匹はいて群れで泳いでいました。
こうやってゴールドコーストでは内海でもイルカを時々みることができます。
景色をみたり、ビール片手におしゃべりしていたら、あっという間にピール島へ到着。
お天気も良かったので、たくさんの人がボートで遊びに来ていました。

生ガキを売っているボートも発見!
ボート間を回っていて買いたい時は手を振れば近寄ってきてくれます。


潮が引いてきたらぎりぎり立てるくらいの場所にボートを泊めました。
海へ飛び込み、ビーチまで泳いでいきます。波が立たない内海のビーチは泳いだりシュノーケルをするのには最適です。



水もきれいでずーっと浸かっていたいほどでした。
あっという間に3時半過ぎになり戻ることに。
行きよりも風で波が立っていたのか、すこしボートが揺れましたが、日に焼けてほてった肌に少し冷たくなった海風がとても気持ちよかったです。
その日家に帰ったら足、おでこ鼻が日焼けでまっ赤になっていました。
こんなに長い時間太陽の下で遊んだのも久しぶりです。

家からちょっと無人島まで遊びに行ってくる!なんていうことができるライフスタイル、とても素敵だし、贅沢なことだなと思います。私もいつか、そんな生活ができたらな。。
できない間は友人に連れていってもらいます(笑)

特派員

  • 菅沼 千栄子(旧姓 名倉)
  • 職業会社員

2000年に渡豪。日系旅行会社勤務等を経て、2014年から現地建設会社に勤務。休日は、趣味の一つであるソイキャンドル作りやビーチウオークを楽しんでいます。当地のレアな生活情報をお伝えしたいと思います。

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