- 2016.09.27
- 馬とゆかりの深いドイツ
ドイツ郊外では至る所に馬や牛や羊などが放牧されており、ほのぼのとした気持ちになります。
とりわけ女の子に人気なのが乗馬。
小さい頃からドイツの女の子向けにはFillyやユニコーンなどの馬のモチーフが多く、身近にいる動物の一つです。
ドイツでは馬を500ユーロ(5万円〜6万円)ほどで購入することができるため、子供にプレゼントする親も少なくないそう。しかし、馬は朝食と夕食、その他にもわらの掃除やブラッシング、乗馬と毎日の世話が大変なので、ほとんどの場合、乗馬クラブでBOXをレンタルし、そこで面倒をみてもらいます。例えば、朝の忙しい時間帯や、旅行中など、自分で面倒見きれないところを馬の管理人にお願いしながら、自分の馬を育てるというのも上流〜中流階級の人達の楽しみだそうです。
馬の平均寿命は20年〜30年、時には40年ととても長く、とりわけ敏感な動物で、人間が怖がっているかすぐに察します。
しかしながら、ドイツでは幼少期から馬に触れ合う機会が多いので、ほとんどの子供達は怖がらずに顔の真ん中や鼻の先端を触ることができます。
ポニー乗馬はドイツの子供達が成長する上でかかせないアトラクションで、お誕生日会などにもよく利用されます。
そして、初めは馬のために発明された「Pferdesalbeフェアーデザルベ」は、ドイツで有名なジェルのような軟膏。関節の痛み、肩こり、筋肉疲労、筋肉痛に効果があります。
青みがかった透明なジェルで、すっと肌に馴染むため、痛いところに摩りこむと冷温効果で痛みが軽減されます。
肩こり、筋肉痛というと日本ではタイガーバームを思い浮かべますが、ドイツでは虎の代わりに馬のマーク「Pferdesalbeフェアーデザルベ 馬の軟膏」が30年以上も愛されています。