• 2017.12.15
  • 世界最大の医療機器関連見本市「MEDICA 2017」
1969年よりドイツで開催されている医療機器関連見本市「MEDICA」は約50年という歴史があり、通年11月中旬(2017年 は11月14日〜17日の4日間)に開催されます。そして、参加企業の数はなんと5100社以上にも及び、医療機器、医療サービス等の分野においてのスペシャリストが全世界130カ国より約123,500名集結しました。このイベントへの訪問者達の約8割がとりわけ意志決定権のある医療関連企業や病院関係者ということで、医療機器メーカーは直接商談ができるというメリットを生かし、年々規模を拡張しています。



実験技術/診断学(ホール3、3a、18)

理学療法、整形外科(ホール4-5)

医療材料、消耗品(ホール5, 6, 7)



電子医療装置•機器(ホール9-14)
手術テクニック、病院やクリニックの医療家具






超音波の遠隔操作


インフォメーション/コミュニケーションテクニック(ホール15)
IT技術を生かした医療装置•機器


海外からの電子医療、医療技術(ホール 15-17)
アメリカ、中国、韓国、インド、ブラジル、イスラエルなどの数多くの国々から出展されていました。こちらには日本からの出展もあり、針がいらない注射器や内視鏡手術映像録画機器など大変興味深かったです。



COMPAMED(ホール 8a + 8b) 
同時開催の COMPAMEDは、医療機器製造のサプライヤーや加工業者が多く、医療機器部品、インプラントなどの部材、パッキングオートメーションなど、専門家やエンジニアがハイテクソリューションを求めに集まりました。こちらにも日本からの出展が多かったのが印象的でした。









恐竜のロボット

ホールの至る所でフォーラムやコンフェレンスが組まれており、テーマ•セッション別に参加できるのは、直接情報交換ができる機会であり、大変有意義だと思いました。

医療トップクラスのドイツが、こうした長年に渡る努力で先進医療と海外の医療マーケットとを結びつけ、高齢化が進み需要の多い医療業界のエキスパートとして業界をリードしていることを実感しました。
とりわけ内視鏡を導入した統合型手術室など、より個人へ負担を軽減した医療への益々の発展を期待したいと願います。

特派員

  • 理夢
  • 職業いけばな活動家

ドイツ在住7年目。海外で「和の心」を忘れず、「いけばな」と「着物」を中心に日本文化活動を行う。日本の美を広めるべく、また次世代にも継承していけるよう精進して参ります。

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