6月になると天候も安定してくるため、ようやく窓掃除日和が到来します。
そして、フェンスタープッツァーFensterputzer(Fenster:窓、Putzen:掃除する)という窓ガラス専門の掃除屋さんがとても重宝されます。ドイツの家は窓ガラスが大きく、はしご無しでは手が届かないところも多いため、一般の家庭でもフェンスタープッツァーはなくてはならない存在です。
冬場は寒すぎてスプレーをかけたとたんに凍ってしまうので掃除できませんが、一段と日照時間が長くなるこの時期、窓ガラスを清潔に保つことで気持ちよく生活することに重点が置かれます。ビルの管理がされているところでは通常毎月〜2ヶ月に一回のペースでフェンスタープッツァーさんが来てくれます。
とは言っても、自分で窓ガラスを掃除しようとしても、拭き跡が残ってしまい、なかなか綺麗に掃除ができないのが大きな悩みのたね。間違ったやり方、適切でない洗剤を使うと余計に汚く見えてしまうので、苦手な方も多いのではないでしょうか?
ドイツと近隣のオランダで驚いたことは、部屋の中をわざと見せるかのようにカーテンをしない家が多いこと。夜になるともちろん部屋で何をしているかが丸見えです。それにしてもどのお宅でも窓ガラスがピカピカに磨かれているので、ドイツ式の完璧窓掃除方法をご紹介します。
窓掃除の基本(水洗い)
1.適切な天気を選ぶ
おすすめは、朝か夕方で直射日光が当たらない曇りの日。太陽が強すぎると、すぐさま水分が蒸発してしまうため、拭き跡が残る原因となる。また暗すぎても拭き跡が見にくいので、低めに優しい太陽光がある時が最適。
2.ほうきで払う
クモの巣、花粉やほこりなどの大まかな汚れをほうきで払い落とす。
3.適切な洗剤を使う
5リットルのぬるま湯にごく少量の食器用洗剤をたらし、あればSpiritus(ガラス掃除用アルコール)を少し入れる。
柔らかいスポンジ(固いスポンジはガラスの表面を傷つけるので避ける)またはウインドーヴィッシャーで窓全体を優しく洗う。
4.しつこい汚れ
しつこい汚れやカルキ跡にはお酢やアンモニア水をつけて表面をツルツルにする。(ドイツではエコで安価なEssigreinigerはお鍋などの汚れ落としにも愛用。)
5.スクイージー
汚れた水をスクイージーで洗い流す。
6.綿地タオル/マイクロファイバークロス/セーム皮
なるべく毛羽のでない綿地タオルやマイクロファイバークロスでガラスの端に残っている水滴を拭く。セーム皮は濡らして固く絞ると綺麗に拭ける。
7. 窓のサッシ、桟
最後に窓の桟に溜まった水を使って歯ブラシなどで磨き、キッチンペーパーで綺麗に拭き取れば完成。
さらにおすすめグッズ
・vileda 2in1 ヴィレダ
このウィンドーウォシャーには窓を洗うマイクロファイバーとスクイージがついているので一度に快適に掃除ができます。
・超時短!窓掃除機
ボッシュ社、ケルヒャー社の窓掃除機は画期的です!
タオルなどで拭くと太陽光の下ではどうしても拭いた跡が見えてしまいますが、スプレー付きウォッシャー且つ汚れた水を掃除機が吸収してくれるので液垂れもなく、3倍の早さで簡単に窓掃除ができます。
なかなか綺麗にならないで苦戦していた鏡掃除も拭き跡0!
沢山の窓や鏡があるお家には絶対にお薦めです。これなら失敗知らずで、窓ふきが大好きになるでしょう♪
ボッシュ社
ケルヒャー社
透き通るような窓で明るい日差しを浴びながら、快適な季節を楽しんでください。