・アーヘン大聖堂 786年にカール大帝により礼拝堂として建設された「アーヘンの大聖堂(独語:Achener Dom)」は、1978年に世界遺産第一号となった貴重な建造物です。また、この大聖堂はカール大帝のお墓も祀られているため「皇帝の大聖堂(Kaiserdom)」とも呼ばれています。
西側にある入口を入るとロマネスク様式で建築された八角形の礼拝堂があります。なんと33メートルも高さがある天井には金色に人物像が描かれ、ロマネスク様式で特徴的な半アーチになっている太い柱の重厚感、そして中央に吊るされた金色のシャンデリアの豪華さに圧倒されます。
地面に描かれた大理石での正確なモザイクや壁に描かれた金のモザイクや大理石の柱の模様など、細部まで駆使した当時の芸術家達の完璧さがうかがえます。
金の周歩廊を見ながら内陣へ進むと、ゴシック様式で増設された巨大なステンドグラスの礼拝堂があります。中央には宝石をちりばめられたカール大帝の聖遺物箱が置かれ、その上には聖母子像が浮かんでみえます。
ロマネスク様式とゴシック様式が融合されたこの息をのむような美しさの神聖なる大聖堂は千年以上の歴史があり、キリスト教を普及しながら多くの人々の心を癒してきたのでしょう。その精巧な技術と美しさに宗教とドイツ人の職人技の偉大さを感じることができました。
・プリンテン(Printen)
「アーヘナープリンテン(Aachener Printen)は、アーヘンで有名なスパイス入りお菓子です。レープクーヘンの原形とも言われるプリンテンはテンサイから採ったシロップを使い、レープクーヘンは「はちみつ」が入っているため、両者意外と固めで食べごたえあるのが特徴です。
ナッツやドライフルーツが入ったもの、チョコレートでコーティングされているものなどいくつか種類があります。
アーヘンに来たら是非お土産にどうぞ。