• 2024.08.30
  • ペルーの「Menú(メヌ)文化」が私は大好きです!
本日、7月28日(日・祝)はペルーの独立記念日でした。7月の間はずーっと建物にペルーの国旗が掲げられていたり、ミュージアムの職員は胸元に「Escarapela del Perú(エスカラぺラ)」と呼ばれるペルーの国旗と同じ色で作られたリボンやピンバッチをつけて仕事をしていました。ペルーの独立を祝い、独立記念日に敬意を表するためだそうです。学校でも、独立記念日お祝いのパレードのために、行進や演奏、舞踏の練習が盛んに行われていました。



パラカスミュージアムでも、もちろん国旗が掲げられています。



エスカラぺラは、市場や露店で購入することができます。私はS/2(約80円)でピンバッチを購入しました。


さて、今回はペルーの前菜とメインと飲み物で構成されたMenú(メヌ)と呼ばれるとても素晴らしい「選べる昼食セット」についてご紹介します。まずはこちらの写真をご覧ください。


お店の正面に、本日のMenú(メヌ)の内容が値段ともに書かれた黒板が立てかけられています。例えば、こちらのお店のMenú(メヌ)の内容はというと・・・

①ENTRADAS(前菜)

Sopa de morón(スープ)
Cebiche de pescado(セビーチェ)
Papa a la huancaina(パパ・ア・ラ・ワンカイーナ)※1
Ensalada fresca(サラダ)
※1 茹でたジャガイモに黄色唐辛子のソースをかけたペルーの代表的な料理の一つ

②FONDOSもしくはSEGUNDOS(メイン)

Lomo saltado(ロモサルタード)※2
Pollo al horno con lentejas(ローストチキンとお豆)
Picante de carne(牛肉のピリ辛く煮込んだもの)
Pescado frito con lentejas(お魚のフライとお豆)
Filete de pollo a la plancha(鳥フィレ肉のグリル)
Chuleta a la parrilla(骨つき肉のグリル)
Milanesa con papas fritas(ミラノ風カツレツとポテトフライ)
※2 牛肉とトマトと玉ねぎとフライドポテトを醤油ベースのソースで炒めたペルーの代表的な料理の一つ

メニューに記載はありませんが、こちらのメインのお料理にお米やサラダがどっさりのって提供される場合が多いです。黒板の右上にS/15(約600円)と書かれてるのがお値段になります。



飲み物に選択肢はありませんが、おかわり自由、とても嬉しい飲み放題です。パイナップルウォーターなどのフルーツを煮出して砂糖を加えて作ったドリンクや、チチャモラーダ(紫トウモロコシのジュース)などのドリンクがついてる場合が多いです。

ペルーへ来てすぐの頃は、この黒板をパッと見てもどんな料理なのか分からず、とりあえず黒板の写真を撮って、店内で写真と睨めっこしながら、時間がある時は全メニューを辞書で調べてから注文していましたが、時間がない時は勘というか、なんとなくのフィーリングで、エイヤっと!注文します。そんな時は、自分が想像していたものと全く違う、山盛りてんこ盛りの茶色いお豆とお米の2色プレートが運ばれてきて、マジか、、、これか、、、と思ったり、ドキドキしながら料理を待つのもスリル満点で楽しいです。


ミュージアムへ配属される前の1ヶ月間は、首都リマで語学を中心とした研修を受けていたので、毎日のように休憩時間に食堂へ行き、Menú(メヌ)を楽しむのが一番の喜びでした。最近は、職場で昼食はみんなで作って一緒に食べるので、Menú(メヌ)はお休みの日の楽しみとなっています。


是非、ペルーへお越しの際は、安くて、早くて、メガ盛りのランチを楽しめるMenú(メヌ)に一度挑戦してみてください。自分が注文したものが、何かわからない?感覚も日本ではなかなか味わえないので、スマホで調べずに感じたままフィーリングで注文してみるというのも面白いかもしれません。
それではこのあたりでアディオ~ス!南米ペルーのイカ州パラカスより山本粧子でした。

特派員

  • 山本 粧子
  • 職業JICA青年海外協力隊

ペルーのイカ州パラカス在住。現在はフリオ・セサル・テージョパラカスミュージアムでイベントの企画運営をしています。「人間とはなんだ」というテーマで絵を描いてきました。2025年7月〜9月ペルーにて個展開催決定!
皆さんにペルーへ遊びに来てもらえるよう、ペルーのOMOSIROIをお届けしたいと思います。

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