• 2018.10.05
  • 台湾は環境保全、エコに敏感!台湾デザインセンターとビジネス交流会を開催
今回は、海外の現地レポートではなく、ナレッジキャピタルで起こっている海外連携活動についてレポートします。

ナレッジキャピタルには現在7か国に13の連携機関があります。
そのうちのひとつ、「台湾デザインセンター」と台湾企業一行が先日8月27日にナレッジキャピタルを来訪し、ビジネス交流会を実施しました。

参加した台湾企業は9社17名、ナレッジキャピタル側の参画者19名と交流し、互いの自己紹介から始まり、今後の共同のビジネスの取組みの可能性を探して交流しました。

台湾側企業一行のテーマは【循環デザイン ~「循環経済」をデザインで実現する~】。テーマは廃材の再利用やサステナビリティ。循環経済とは物の長寿化を目指して市場における製品や原料をより長く循環させて、天然資材の使用や新製品を減らし、環境負荷を減らすことを指します。今、全世界的に環境保全の意識が高まり、プラスチック製ストローの不使用などが始まっていますが、台湾でも今はマイストローを持ち歩く人が増えているとのこと。タピオカも通る太めのステンレスストローなども、持ち歩く人は多いそうです。

台湾からの参加企業の一社であるECOMAXという、エコフレンドリーなテキスタイルを作る会社は、ペットボトルをリサイクルしたり、海洋に投棄された漁網または自動車ガラス等から生地を作り、バッグや衣服などを製造しています。
https://www.ecomaxtex.com/

他にもPlan bという台湾の会社はPARKUPというプロジェクトを手がけています。これは街中の165㎡以下のデッドスペースを地域に即したオープンスペースに変える取り組みで、台湾では2017年度のグッドデザイン賞も受賞しています。交流会では、この活動に興味をもった日本企業との間で、話が盛り上がりました。
https://www.parkup.tw/

日本側からの参加者も、行政、大学、IT企業、一般企業など多彩なメンバーで、台湾企業との交流会はそれぞれの参加者にとって有意義なものとなったようです。

今後もナレッジキャピタルでは海外提携先13の機関と相互にさまざまな連携活動を展開していく予定です。

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