中国の杭州は、世界自然遺産に登録されている西湖をはじめ、豊かな文化や歴史を誇る人気の観光地として知られています。その杭州の中心地では今、ナレッジシティーと呼ばれる新たな複合施設の開発が進んでいます。
ナレッジシティーの外観
約40ヘクタールという広大な土地に、オフィスやショッピングモールのほか、美術館や展示場といった文化施設も建設されています。2016年にオフィスエリアがオープンしてから、2020年までに様々な施設が段階的にオープンしていきます。
今回、その第2期開発となる施設「K-lab」のオープニング・セレモニーに参加して来ました。K-labはショッピングモールと体験型の施設が融合した「知的消費体験空間」です。
セレモニーには大勢の人が参加しました
K-labの外観
K-labの中に足を踏み入れてみると、まず目に入るのがこの巨大なディスプレイの柱です。泡が上の階に吸い込まれていくような美しい映像は、まるでアート作品のように訪れる人を楽しませてくれます。
そして出迎えてくれたのが、頭にぜんまいがついているこのキャラクター。「発条龍」という名前で、イノベーションを加速させるぜんまい(発条)を持っている生き物だそうです。
K-labのエントランスエリア
「発条龍」の行列に遭遇!
一見するとただのショッピングモールのようですが、あちこちにユニークなコンセプトのショールームがありました。例えば、知識検索サービスアプリのショールームでは、診療所に見立てた空間の中で、今トレンドになっているコンテンツや情報について知ることができます。その他にも、企画展などが開催される展示場もあります。この時はオープン記念として、日本の写真家の蜷川実花さんの写真展「花花萬物」が開催されていました。
オフィスワーカーや家族連れで賑わう
K-lab内の体験型ショールーム
そして、このナレッジシティーとナレッジキャピタルは、2018年12月27日、正式に相互協力に合意しました。今後は双方の参画者の交流や産学連携など、国際的な協力を進めていきます。皆さんも是非、杭州のナレッジシティーを訪れてみてください。