音楽や芸術の都として知られるこの街には、高い生活水準と安全性、整備の行き届いた交通インフラ、安定した政治と経済があり、多くの人々にとって魅力的な街です。そしてまた、ウィーンはビジネス、特にスタートアップの分野でも大きな注目を集めています。
ウィーン市が運営するウィーン・ビジネス・エージェンシー(VBA)は、海外からの企業誘致や支援を行う経済振興機関です。このVBAが提供している「ウィーン・スタートアップ・パッケージ」というプログラムを活用すると、約2か月間ウィーンに滞在して、現地でスタートアップやイノベーションの環境を体験することができます。
※プログラムの詳細はこちらをご覧ください。
https://viennabusinessagency.at/start-up-city-vienna/vienna-start-up-package/
対象者は、オーストリアや欧州の市場にビジネス展開を考えるスタートアップ企業で、現地では様々な専門家の紹介、コーチングのサービスやワークスペースなどが提供されます。また、往復の渡航費や滞在期間中の宿泊費を含む、ほとんどの費用が無償という、何ともお得なプログラムです!
ナレッジキャピタルは、このVBAと2018年4月に相互連携の覚書を締結し、それ以来、交流や情報交換を継続してきました。先日は、ウィーン市より市議会、商工会議所、VBAそれぞれの代表者が、ナレッジキャピタルを来訪されました。
公式訪問の後には、先ほどご紹介した「ウィーン・スタートアップ・パッケージ」についての説明会を開催しました。VBAの代表者から、ナレッジキャピタルの会員制交流サロン「ナレッジサロン」の会員向けに、特別にウィーンの魅力、プログラムについてプレゼンテーションをしていただきました。
説明会の様子
また、このスタートアップ・パッケージの他にも、VBAではクリエイティブ産業に従事する国際企業の支援を目的として最大約1,900万円の助成金や、指定されたテーマに沿ったプロジェクト単位で支援を受けることができるプログラムなど、様々なスタートアップサービスを展開しているそうです。
今後もナレッジキャピタルでは、海外機関との連携を通じてこのような場と機会を提供していきます。