• 2016.12.26
  • 迷信と験担ぎ、信じますか?
迷信とは科学的に根拠のないものを信じるということですが、長年いい伝えられてきたことは、当たることが多いため、一度知ると、気にかかるものです。迷信を信じるか信じないかは、個人それぞれですが、ブラジル人の多くは迷信を信じているようです。国によって迷信は異なりますが、一般に知られているブラジルの迷信には次のようなものがあります。

― 四つ葉クローバーは福を呼ぶ。
― 数字の13は不運。
― 黒猫と道を渡るのは不運。
― 家の中で傘を開けるのは不運。
― 梯子の下を通るのは不運。
― 花嫁は結婚する前にウエディングドレスを結婚相手に見られると、その人と結婚できなくなる。
― 悪い事をコメントするときに、木の板(テーブルなど)を軽く3回ノックするようにたたく。そうすることでその悪い事が自分に起きない。

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― 友人の家を訪れた時、入ったドアから出ないと、その家に戻らない。
― 新しい家に入る時、右足で第一歩を踏む。そうすることで幸運を呼ぶ。

こうして上記の迷信を読んでいると、日常生活で、ちょっとした行動や判断で、不運から逃れることができるようなので、迷信を信じる人が多いのではないでしょうか?
もうすぐ新年を迎えるこの時期に、ブラジル人が信じるのはsimpatia(シンパチア=験担ぎ)です。シンパチアは何かを得るため、または避けるために、自分で何かをすることです。良い年を迎えるためにブラジル人が行うシンパチアを紹介します。

― 元旦に波を7回飛ぶと良い一年を迎えることができる。
― 元旦を白い服で迎えると、一年間平和に過ごせる。

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― 元旦にザクロの実を7つ食べ、7つの種を一年間財布の中にしまっておくとお金を呼ぶ。
― クルミ、栗などのナッツ類を食べると一年間食べ物に困らない。

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― 元旦には新しい下着を着る。お金を貯めたいなら、黄色の下着。恋をしたいなら、桃色の下着を着る。平和でいたいなら、白色。健康でいたいならブルー。(このため、下着屋さんにはカラフルな下着がならびます。人気なのは黄色です)
― 大晦日の夜、lentilha(レンチリャ)と言う豆を焚き、スプーン一杯食べるだけで、新年幸福でいられる。

大晦日の夜は家族や友達とで夕食をし、カウントダウンを待つのがブラジル人の過ごし方です。こちらでは12月は夏であるため、ビーチで新年を迎える人も多いです。その多くは白い服を着てます。新年を平和に、健康に、幸せにと願いを込めてシンパチアを実行していることでしょう。
来年も良い年でありますように。
Feliz Ano Novo!! (Happy New Year!!)

特派員

  • 皆木サンドラ 奈美
  • 職業語学教師、ペーパートールクラフター

ブラジル生まれのブラジル育ち。大学卒業後、夫の仕事の関係で3年間滞在したシンガポールにおいて習得したペーパートール(=シャドーボックス)や語学を教えています。多国の文化や習慣を上手に混在させているサンパウロでの生活がとても気に入っています。

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