• 2018.08.31
  • パイレーツ アクション シアター Pirates Action Theater
海賊(パイレーツ)というとパイレーツ・オブ・カリビアンを思い浮かべますが、ドイツでもパイレーツの臨場感溢れる演劇が夏の屋外ステージで繰り広げられました。
デュッセルドルフから西へ約60kmも離れた田舎町。夏の間たった2−3週の週末のみのために特設会場を作るので、もっと都会で開催すれば来場者も増えるのに…と思いながら会場に到着。
開場2時間前の17時から、何もない広場に手作りで素朴な雰囲気の中、軽食や子供のための海賊コーナー、海賊ミニコンサートなどで、心のこもったおもてなし。待ち時間を十分に楽しませてくれます。


子供の海賊コーナーでは、迫力のある海賊が銃の持ち方を指導。認定された子供は認定書と金貨を授与され、タトゥーシールを貼り、海賊の仲間入りができます。


昔の生活の再現


軽食コーナーの一角では、前座の海賊コンサートにてカントリーミュージックのようなのりの良さで盛り上げてくれます。近くで大きな海賊がギターやバイオリンの演奏と共に元気な歌声で歌ってくれるので、心がわくわくしてきました。



そして、19時よりいよいよ舞台本番。
イギリスのフリントキャプテンが率いる海兵がスペインの黄金を目指してスペインの海兵と戦う中、スペイン人のマリアが捕虜となり、海賊の親分と恋に落ちるパイレーツストーリー。
パンパンパーンと鳴る大砲や拳銃はまるで本物のように大きな音で火花を散らし、本物の西洋剣術で戦うシーンは迫力満点でした。勇敢に戦う女性の姿は、とりわけ格好良かったです!



ドイツの夏の森は蚊がほとんどおらず、木陰は涼しく、とても快適でした。そして17時から22時まで5時間参加してみて、ようやくわざわざ田舎町にくる理由がわかりました。広大な自然の中で味わう開放感、本格的なパイレーツの世界。ドイツの森の中で貴重な体験をすることができました!

特派員

  • 理夢
  • 職業いけばな活動家

ドイツ在住7年目。海外で「和の心」を忘れず、「いけばな」と「着物」を中心に日本文化活動を行う。日本の美を広めるべく、また次世代にも継承していけるよう精進して参ります。

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