ドイツアニメーション特集
(大阪限定)
大阪ドイツ文化センターが選ぶ一押しのプログラムをご紹介します。
松の館
(The Pine Tree Villa)
ドイツ/12:58/アニメーション/2016
/ドイツ語(日本語字幕)
松の木がそびえる郊外に長い間空き家として建っている一軒の館。その松の館がなぜ荒廃しないのか?秘密を探るためにライオンと鳥が忍び込むと、そこには不思議なパワーがみなぎっていた。自由を求めるファンタジーの物語。今年ドイツ・ハンブルクで開催された第32回国際短編映画祭でARTE短編作品賞と観客賞を受賞。
監督:ヤン・ケスター(Jan Koester)
ニルヴァーナのスター
(Our Man in Nirvana)
ドイツ/10:27/アニメーション/2005
コンサート中の事故で落命した人気ロックスターのジョン。ニルヴァーナ(涅槃)で目を覚ました彼は、自身の夢や経験、生前の行いと向き合うことになる。2006年のベルリン映画祭短編映画部門銀熊賞をはじめ、ロシア、中国、アメリカの国際短編映画祭などで数々の賞を獲得した傑作。
監督:ヤン・ケスター(Jan Koester)
ヴィリーの惑星
(Planet Willi)
ドイツ/9:42/アニメーション/2015
/ドイツ語(日本語字幕)
ヴィリーはわたしたちとは違う惑星から来た特別な子供。でも地球の生活にもすぐに溶け込んじゃった。ヴィリーは今の生活が気に入っているみたいだし、わたしたちもヴィリーのことが大好き!
監督:ゼレン・ヴェント(Sören Wendt)
目には目を
(Eye for an eye)
ドイツ/4:25/アニメーション/2016
/英語(日本語字幕)
インディアナ州立刑務所で10年以上服役している死刑囚のフレデリック・ベアは、今この時も刑の執行を待っている。
このドキュメンタリー作品では、一人の殺人犯が辿った運命と、死刑執行を待ちながら自身の犯した罪と向き合う姿をシンプルなスケッチで語ります。ドイツで優秀な若手短編映画監督に贈られるショートタイガー賞(2016)を受賞。
監督:スティーブ・バシェ、マヤル・グダルジ、ルイーズ・ペーター
(Steve Bache,Mahyar Goudarzi,Louise Peter)
アメリアとデュアルテ
(Amélia and Duarte)
ドイツ・ポルトガル/8:10/リアルトリック/2015
/ドイツ語(日本語字幕)
世界のどこかに、終わった恋愛を回想しながら再現できる場所があったらどうでしょう?
この物語では、アメリアとデュアルテの記憶を辿ります。時間の経過とともに愛情を失い、冷め切った気持ちと折り合いをつける二人。喪失感の大きさから、互いへの想いをすべて断ち切り、抹消しようと奔走します。
監督:アリス・ギマランイス、モニカ・サントス(Alice Guimarães,Mónica Santos)
ドイツ語の単語を見たとき、脳では何が起こっているのでしょう?
(What happens in your brain if you see a German word like…?)
ドイツ/5:00/アニメーション、実験/2015
/ドイツ語(日本語字幕)
ドイツ語には、複数の単語が結びつき極端に長い一単語になるものがある。そのような単語を目にしたとき、人間の脳では何が起こっているのか。ゾラ・ラクス監督は、本作品の中で様々なトリックフィルムを使ってその様子を描写します。知的言語への批判をユーモアたっぷりに描くとともに、言語がどのように人間の思考に影響を与えるのか考察します。2016年ショートタイガー賞を受賞。
監督:ゾラ・ラクス(Zora Rux)
遠くで
(In the Distance)
ドイツ/7:30/アニメーション/2015
雲のまだ遥か上は静寂と平和に満たされている。決して豊かな暮らしは望めないものの、そこには自分だけの時間が流れる。ところが遠くでは戦争がおこり、夜毎ここにも少しずつ混沌とした世界が迫ってくる。2016年ショートタイガー賞を受賞。
監督:フロリアン・グローリヒ(Florian Grolig)
サバンナ 納税事情
(Who will pay the bill?)
ドイツ/3:50/コンピュータアニメーション/2015
/ドイツ語(日本語字幕)
3人の専門家たちが鋭い突っ込みで議論を白熱させている。おとなしい4人目の専門家は果たして再び議論に参戦できるのか・・・。2016年ショートタイガー賞を受賞。
監督:ダニエル・ノッケ(Daniel Nocke)