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  • 2020.11.04
  • コアラ病院のボランティア体験
コロナウイルスの影響でオーストラリアがちょっとしたロックダウン状態にあることを、皆さんはご存知でしょうか。つまり、オーストラリアの一部の州やテリトリーがコロナのせいで封鎖され、不要な移動は禁止。単なるレジャー目的では自由に隣の州に行くこともできなくなっています。
これには心底悲しくて不安しかありませんが、重大な疫病を撃退するため、みんなでルールを守るしかありません。
楽しかった旅の思い出や旅先で買ったお土産がしきりに胸をよぎる毎日。近頃は、クイーンズランド州で訪れたコアラ病院が気になり始め、今のコロナ禍に加え、数か月前に多くのコアラの命を奪った悲惨な大火事も記憶に新しく、今ごろ彼らはどうしているだろうかと思うと心配でたまらない…。すぐに駆けつけて支援活動をすることは物理的に不可能でも、なんとか支援をしようと思い、オンライン上の手続きでコアラを1匹「養子」に迎えました。事態が落ち着いたら、ぜひその子に会いに行きたいと思っています。
コアラ病院でボランティア活動をしようと決めたのは、あの可愛らしい生き物を助ける方法をネットで検索していて、この病院の存在を知ったときでした。
ポート・マッコーリー(シドニーから北に400㎞離れた町)にあるコアラ病院は、コアラ専用の救急車もあって常にフル稼働しています。1973年にこの病院を設立したKoala Preservation Society Australia Incorporated(コアラ保護協会オーストラリア法人)は、調査研究活動や多数の動植物保護機関との提携活動で世界的に知られる非営利団体です。
この種の団体としては相当ユニークなのは、絶滅の危機に瀕していながら世界中にファンを持つオーストラリア原産種の救済活動を行っている点です。
住宅が増え続けているオーストラリアでは、コンクリートの道路や建物を建設する用地を確保するため、日々大量の森林伐採が行われています。生物の生殖活動にとって、これは由々しき状況。さらに近年増えている交通事故や人間の飼い犬の攻撃も、コアラの個体数を激減させる要因になっています。
また、コアラはクラミジアという感染症にかかりやすく、この病気が長期化すると失明する可能性があります。失明すると、自然界ではきわめて弱い立場に追い込まれてしまいます。
コアラ病院という名前は奇妙に聞こえるでしょうが、この施設の実体を表すのにこれ以上適切な呼び方はありません。ここではボランティアの人たちが病気やケガを負ったコアラの治療と世話を行い、回復したコアラをもとの場所(本来の生息地)に戻しています。残念ながら、すべてのコアラがユーカリの枝の上の平和な日常を取り戻せるわけではありません。何割かのコアラは広いケージに残り、ボランティア要員からこれ以上ないほどの手厚いケアを受けつつ暮らすことになります。
ボランティアの活動時間は通常午前8時スタート、終わるのは午前11時頃。
1人のボランティアが担当するコアラの数を、グループリーダーが決めます。その日に入院しているコアラの数にもよりますが、大体2~4匹のお世話をすることになります。
サプリの投与や薬の注射を終えたら、ユーカリの葉でごはんタイムです。毎日2種類のユーカリの葉っぱを、ざっくりふた山ほど与えています。
最後にケージを掃除したら、次のコアラのお世話に移ります。
コアラたちと遊んだり、抱っこしたりできる自由時間もたっぷりあるよと言いたいところですが、悲しいかなそれは期待できませんので… 念のため。
コアラって、メッチャ陽気!とは言いがたく、わずかながら毒性のあるユーカリを消化するためしょっちゅう眠そうにしています。
あんなに大人しい生き物なのに、鉤爪は長く鋭く、抱っこした人間をケガさせちゃうみたいなことだってなくはありません。
それでもとにかく、コアラ病院というユニークな施設でのボランティア活動は夢のような体験です。モフモフの可愛い子たちを助けてくれるボランティアなら、常時募集中ですよ!!

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  • アルベルト フェランド
  • 年齢午年
  • 性別
  • 職業土木技師

みなさんこんにちは!私はイタリア出身ですが2012年からオーストラリアのシドニーで土木技師として働いています。
趣味は、海岸沿いの散歩、サーフィン、写真を撮ることです。
旅行が好きで、以前はブログを書いていたこともあります。
私はシドニーを拠点としており、アウトドア派でローカルイベントにも詳しいので、皆さんにシドニーの素晴らしさを知っていただければ光栄です。

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