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  • 2022.11.16
  • シドニー・ハーバー対岸のオアシス、ベリー・アイランド保護区
このブログでは初登場となりますが、シドニーに近いベリー・アイランド保護区は文字どおり「とっておきの場所」です。
低木が連なる短い遊歩道、ピクニックエリア、門を備えた遊び場があるうえ、シドニー・ハーバーの眺めをパノラマで楽しめる立地に恵まれた、緑豊かなオアシスです。シドニーの島々の中でも有数のワイルドな自然を残していながら、シドニー・ハーバー・ブリッジから上流に向かってわずか2kmというロケーションにある点も、ベリー・アイランドの魅力です。

島の洞穴や貝塚を覆う貝殻は、かつてシドニー・ハーバーの湾岸に住んでいたアボリジニの人々が何世代にもわたって集めたもの。都市からも徒歩圏にあるユニークなこの場所で、その美しさと静謐さを味わう最高の方法は、環状の小径を歩いてみることです。シドニーで楽しめる無料のアクティビティという点も、うれしいですよね。
ベリー・アイランドは今でこそ「半島」となり、いわゆる「島」ではなくなりましたが、以前はシドニー・ハーバーにある島々の1つでした。
ここはかつて、19世紀にアボリジニの人たちが釣りやハンティング、キャンプなどに使っていた場所として有名でした。たくさんある砂岩の突出部は寒さをしのぐためのシェルターにもなるし、日差しが強ければ日陰をつくる役目も果たしてくれるので、アボリジニ族の定住地としては申し分なかったのでしょう。
貝塚や斧を研磨した跡など、今もアボリジニ族の生活様式の名残を見ることができるし、このエリアには解説パネルも設置されているので、彼らの習慣や文化、伝統などについての知識を深めることもできます。

人工的な草地で本土とつながったベリー・アイランドは、19世紀の初めに大規模な土地コンセッションの一部として私有地になったこともありますが、1926年には再び公有地となり、さらには自然保護区として人々の憩いの場になりました。
現在のベリー・アイランド保護区は、たくさんある共同グリルでバーベキューを楽しんだり、のんびりリラックスして過ごしたり、小さなビーチにつながる短い環状コースをウォーキングしたりできる、とにかく気持ちいいスポットです。

車と公共交通機関のどちらでも行きやすいのも、ベリー・アイランド保護区のいいところ。
半島の外周をグルっとまわる1㎞ほどのトレイルは、短いながらも魅力的なコースですよ。
誰でも分かるように、スタート地点には大きな標識と案内用のパネルがあります。このパネルには、ハイキングコースやこの島について、そしてアボリジニ族の人々にとってどれほどこの島が重要かについての興味深い基本的な情報が書かれています。
このコースは地元のアボリジニ族の方言で「Gadyan」と呼ばれています。これは、この近くで採れるシドニー産の「アサリ」を意味する言葉です。短いハイキングコースには、貝殻の洞窟や貝塚がいくつもあります。
コースのハイライトと言えば、アボリジニ族が平らな岩に刻み込んだ彫刻でしょうか。
海岸から少し離れた場所にある儀式用の平たい灰色の岩に巨大な海の生き物が彫られていることからも、この島はここで暮らす人々にとって非常に大きな文化的意義があったことが伺えます。
今はもう、岩に描かれた絵はほとんど消えかかっていてかつての姿を想像するしかありませんが、それでも立派な1つのアート作品で、なおかつこの国の貴重な財産であることに変わりはありません。
ベリー・アイランド半島の最南端まで短い脇道を歩いていくと、木製の小さな展望台が現れます。
佇まいは控えめながらも楽しい展望台で、西にはグリニッチ、南側には保護区の眺めが目の前に広がります。
日光浴に興じたり、遊んだりできる芝生もあり、夏には泳ぐこともできます。そして何と言っても、大みそかにシドニー・ハーバー・ブリッジで開催される花火を見るなら、ここがベストスポットだという耳寄りな話も教えてもらいました。
パンデミックの余波でここ何年かはキャンセルされていますが、なんとしてもこの花火を見に行きたいものです。
なので、また必ずこの美しいベリー・「アイランド」を訪れるつもりです。

特派員

  • アルベルト フェランド
  • 年齢午年
  • 性別
  • 職業土木技師

みなさんこんにちは!私はイタリア出身ですが2012年からオーストラリアのシドニーで土木技師として働いています。
趣味は、海岸沿いの散歩、サーフィン、写真を撮ることです。
旅行が好きで、以前はブログを書いていたこともあります。
私はシドニーを拠点としており、アウトドア派でローカルイベントにも詳しいので、皆さんにシドニーの素晴らしさを知っていただければ光栄です。

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