• 2023.08.25
  • 誰もがやみつきになる、おいしいオージー料理
代表的なオージー料理について、私のお気に入りリストがようやくまとまりました。
今回出てくる料理のいくつかは過去のブログ記事ですでに取り上げたので、レシピや料理の由来などもすでに紹介済みかもしれません。ですが、最近、シドニーのダウンタウンで典型的なオージー料理を楽しめる素敵なお店を数件見つけたので、新しい料理もいくつか追加して改めてご紹介したいと思います。

シドニーはまさに「人種のるつぼ」と呼ぶにふさわしい街。オーストラリアは様々なバックグラウンドを持つ外国人たちが集まっているので、当然ながら名物料理も広大な領土に暮らす人々の文化の影響を受けています。最初の入植者が持ち込んだ食習慣も、この地の生産品に合うよう変化を遂げてきました。シドニーのレストランのメニューには、ベトナム料理や日本料理、タイ料理、イタリア料理などの外国料理が並びます。食生活のメインとなる食材はお肉で、家族や友人との交流を楽しむバーベキューには無条件の愛情を示すのがオーストラリアっ子。エミューやカンガルーの肉のほか、バラマンディなどの魚も使われます。
バラマンディはマグロとメカジキの中間くらいの大きさで、繊細な味わいを持つ珍魚です。グリルして、冬ならマッシュポテト、夏ならグリル野菜などの副菜を添えて出されることが多いです。

ほんの数年前まではチェダーチーズしか製造されていなかったオーストラリアの酪農市場も、今ではフランスやイタリア式の牛、羊、ヤギのチーズが作られるほど拡大しています。
果物は、地中海性と熱帯性のものが国内で栽培されています。中でも最も珍しいのは、シナモンのような風味を持つ円錐型の果物、ギュウシンリ(カスタードアップル) でしょう。
最も消費量が多い飲料はビールとフレーバー付きミルクですが、ワインの人気も急上昇中です。
それ以外の名産品と言えばマカダミアナッツとナッツオイル、ヨーロッパではあまり見かけないドライフルーツ、そしてベジマイト。ベジマイトはイースト菌と大豆エキスから作られた酸味のあるペーストで、朝食に食べたり料理の味付けに使ったりします。

私のオージー料理のお気に入りリストに名を連ねるのは、パブロバ(メレンゲのケーキ)、エビのバーベキュー、マンゴーサラダ、オージー式フィッシュアンドチップス(その日に獲れた地魚を使用)、ミートパイ、オイスタースープ、サプライズ・パパイヤサラダ、牛テールの煮込みです。
サプライズ・パパイヤサラダは、半分にカットしたパパイヤの中に賽の目に切ったパパイヤとミックスフルーツサラダ、そしてワインのゼリーを詰めたシンプルなもので、エキゾチックなアクセントが加わったフルーツサラダです。とくに手の込んだ料理ではないけれど、暑い日にはピッタリのメニューです。ビーチで午後のひとときを過ごした後やサーフィンを楽しんだ後の最高のおやつになりますよ。
シャーベットやアイクリーム、ホイップクリームが添えられることもありますが、いずれも美味です!
クイーンズランド州やオーストラリア北部の気候のおかげで、マンゴーやパパイヤといったエキゾチックなフルーツがとにかくおいしい、ということも付け加えておきましょう。

オイスタースープは、フライパンに捌いた魚とバターを入れて炒めたところに野菜とワインを加えて作る、クリーミーなスープに牡蠣を添えたもの。オーストラリアを代表する料理ですが、実はアイルランドが発祥なのだとか。外国人の移住によって持ち込まれた習慣や伝統がその国を代表する文化となったことを表す好例ですね。

カンガルーパイも私が大好きな一品です。と言っても、カンガルーの肉が使われているわけではありません。
パイ生地にタラの身を詰め、シュトゥルーデル状に細長く巻いてタマネギとガーキンという小型のキュウリを添え、上からチェダーチーズソースをかけたら出来上がり。カンガルーのポケットの形に似ていることからこの名前が付けられました。

下の写真



特派員

  • アルベルト フェランド
  • 職業土木技師

みなさんこんにちは!私はイタリア出身ですが2012年からオーストラリアのシドニーで土木技師として働いています。
趣味は、海岸沿いの散歩、サーフィン、写真を撮ることです。
旅行が好きで、以前はブログを書いていたこともあります。
私はシドニーを拠点としており、アウトドア派でローカルイベントにも詳しいので、皆さんにシドニーの素晴らしさを知っていただければ光栄です。

アルベルト フェランドの記事一覧を見る

最新記事

おすすめ記事

リポーター

最新記事

おすすめ記事

PAGE TOP