• 2018.03.08
  • アメリカに住むと太る?
「いつも何食べてるの?」と、聞かれることがあります。

アメリカに住んだら太る!!!

・・・本当にそうでしょうか?

アメリカの“食”のイメージは、やはりハンバーガーにピザ、お砂糖たっぷりの甘いケーキ!
確かにジャンクフードなイメージかもしれません。

初めて書かせていただいた記事でも、アメリカの“食”をテーマに書きました。

その記事でも触れていますが、実際に住んでいるともちろんそんなものばかり食べていられません。高カロリーな食事が多いイメージのアメリカですが、最近は本当にヘルシー志向の方がどんどん増えてきています。
私はアメリカへ来て今年で2年目を迎えようとしていますが、日本にいた頃よりも体重が落ちました。頑張ってダイエットをしているわけでもなく、自然と落ちました。決して、アメリカの食が合わないわけでもありません。
冒頭の何を食べているの?ということですが、野菜も肉も魚も、適度に食べています。日本にいた頃より、白ご飯や青魚を食べる機会は減ったかもしれません。単純に、出先で白ご飯を選択する機会が少ないというのも理由のひとつです。お弁当やおにぎりを気軽に買うことはできませんし、お店でランチをする際にも、和食屋さんでない限り白ご飯の選択肢はほとんどない気がします。

実際に、マーケットでのヘルシーチョイスをいくつかご紹介してみようと思います。
まずは野菜とフルーツ。


野菜もフルーツも、彩り豊かで目にも楽しいです。また、日本に比べオーガニックのものが比較的安価なため助かります。日々取り入れやすいように色々と工夫されていて、“パワーグリーンミックス“などといった、ほうれん草やケール、チャードなどが良い具合にミックスされた大きなパックもあります。


これさえ冷蔵庫にあれば、トマトやアボカド、ラディッシュやきゅうりなどとあえて簡単に野菜を美味しく食べられます。さらにチキンやリンゴを加えて、一皿でボリューム・栄養満点のメイン料理とすることもできます。サラダに乗せる用のナッツミックスやオリーブミックス、もちろんドレッシングの種類も豊富なので、自分好みを見つけるのも楽しみのひとつです。
フルーツは、時季にもよりますが、最近はりんごがよく売り出されています。りんごとバナナをセットでカートに入れている方をよく見かけます。個人的には皮つきで食べられるブドウやレイニアチェリー、オレンジ、ブルーベリーなどがおすすめです。アメリカのブドウはシードレスが多く、手軽に食べることが出来るので、お茶会やパーティなどの席でも頻繁に出てきます。


こちらはお弁当などにも便利な玄米などがミックスされたパウチ。電子レンジでチンするだけで、美味しい玄米が食べられます。ケールやチアシード、フラックスシード入りのものなど、種類も増えてきました。食物繊維が豊富で、少量でもお腹がいっぱいになります。
お米以外の選択肢のひとつとして、キヌアも栄養満点で良いですよね。最近はこのような電子レンジでチンしてすぐに食べられる既製品も見かけるようになりました。


パスタにしても、小麦粉以外の選択肢がたくさんあります。(決して小麦粉のパスタが良くない、というわけではないです)


レッドレンティル(赤レンズ豆)やグリーンレンティル(緑レンズ豆)、ヒヨコ豆からできたものなど。カロリーは大きく変わりませんが、たんぱく質や食物繊維が豊富です。


こちら(写真左)は枝豆からできたスパゲッティ!
原材料は枝豆のみで、プロテインがかなり豊富です。こちらも本当に少量でお腹がいっぱいになります。スパゲッティというより、食感や味は茶そばに近いような気がしました。枝豆はスナックとしても人気で、冷凍枝豆をよく見かけます。
スナックといえば、このようなケールチップスやビーツのチップスがヘルシーで美味しいです。(簡単に作れるので、これらは手作りすることをおすすめします!)


わさびやごま油の味付け海苔もヘルシースナックとして人気です。また、小腹が空いたときにはHUMMUSやカップにお湯を注ぐだけのオートミールも美味しいですよ。(※HUMMUS=ひよこ豆のペースト)


こちら(写真左)は大型スーパーマーケットで購入したものなのでたくさん入っていますが、ミニパックなのでお仕事や外出の際にも持ち歩きしやすいです。ベビーキャロットやクラッカーによく合います。

そして、料理やお菓子作りにも欠かせないミルク。


最近はアーモンドミルクやソイミルク、ココナッツミルクが置かれているスペースの方が広くなってきたような気がします。たとえばアーモンドミルクだと、普通のミルク(全乳)よりも3分の1ほどカロリーが抑えられます。

さて、ここまでの内容はあくまでも私の住む場所での感想です。マーケットによって品揃えは全く違いますし、買えるものも違ってきます。大都市に住んでいるとまた違っていることでしょう。ですが、どこの国でも、結局は自分自身の選択です。いくらでもヘルシーなものを選ぶことができますし、“アメリカに住むと太る!“というのは違うんじゃないかな、と私は思うのです。
適度な運動も取り入れつつ、より良い健康体を目指していきたいものですね。

特派員

  • アンダーソン 江里加
  • 年齢未(ひつじ)
  • 性別女性
  • 職業専業主婦

結婚を機に、2016年5月、アメリカに移住しました。
日本で教わった繊細で美味しいお菓子を広めるため、日々お菓子を作り研究している専業主婦です。

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