• 2020.01.07
  • クリスマスシーズンがやって来た!ホーホーホー
外国に住むといいことがたくさんあります。外国語を日常的に習得・練習でき、さまざまな人と知り合えますし、異文化を学んだり、日々自分を向上させたりするチャンスもあります。
おまけにホリデーのいろんな過ごし方も経験でき、クリスマスは特にその機会に恵まれます。
しかも、ロンドンのクリスマスは美しいんです!
クリスマスシーズンは毎年有名なオックスフォードストリートの点灯式が行われる11月1日から始まります。
しかし、セルフリッジズデパートをはじめとする一部の店舗では8月半ばからクリスマスコーナーを設置しています!
おかしなことに思えるかもしれませんが、実はこれ、賢いマーケティング手法なんです。ロンドンを訪れる多くの観光客は、遠い国からやって来ている場合は特に、クリスマスショッピングのために再訪することなんてまず不可能ですからね。
だからこそ店舗は早い時期にクリスマスを採り入れて、お客さんが気の利いた装飾品やオーナメントを買って、たとえ5分でもロンドンのクリスマス気分を楽しめるようにしているのです。
今の時期、街ではやるべきことが目白押しですが、何よりもまずショッピングです!
実際、お店はまるで互いに競い合うように、いろいろな装飾をふんだんに使って最高のショーウインドーを作り上げています。
ここではプレゼントのアイデアが見つからないなんてことはあり得ません。
でも、もしクリスマスをロンドナーになりきって過ごしてみたければ、これからご紹介する新たな体験にぜひトライしてみてくださいね。

1. クリスマスセーターを着る
おそらく、ダサい、をはるかに超えるようなセーターです。やたらと多くの型やパターン、色がそろっていて、なんとカラフルなライトを搭載したものまでありますが、決してお洒落なものではありません。
とはいえ、ここイギリスではこれは伝統で、みんなでクリスマスセーターを着るクリスマス・ジャンパー・デー(たいていクリスマスの1~2週間前)という日もあるほどで、この日は職場にもセーターを着て行きます! 実をいうと、これは募金とホリデー気分を味わうことを目的とした慈善団体主催のイベントです。
そんなわけで、世界で最もクリスマスにぴったりなセーターを着られる素晴らしいチャンスを得て、イギリス文化の一部を体感できるでしょう。

2. サウスバンクのクリスマスマーケット
必見のマーケットで、週末は特にあらゆる年代のイギリス人がつめかけ、テムズ川のほとりを歩き回っています。
クリスマスキャロルが流れ、ライトアップが施され、他では手に入らない手作りギフトを買える屋台が並びます。
子供たちは映画「メリー・ポピンズ
を思わせるメリーゴーランドで遊んだり、綿菓子を食べたりして楽しむことができます。

3. クリスマススタイルのアフタヌーンティー
寒さが厳しいときは、座ってイングリッシュティーを飲むのが一番です。
ロンドンには、豊富な種類のスイーツに加え、スプレッダブルチーズとサーモンを載せたカナッペやキッシュ、チーズとハムをたっぷり挟んだ甘くないクロワッサンなど、塩気のある軽食を紅茶のお供として提供する場所がいくつもあります。クリスマスの時期は飾り付けをするティールームが多く、ホリデーにぴったりの「メニュー」もよく登場します。

4. サマセット・ハウスでアイススケート
地下鉄のテンプル駅に隣接し、トラファルガー広場からもほど近い場所に市内最大級のスケートリンクが毎年オープンします。
クリスマスシーズンに少なくとも1度はここへ来てスケートをするのがあらゆるロンドナーの伝統です。建物内では常に美術展が開催されているので、遊んだ後はミュージアムを見学することもできます。

5. トラファルガー広場のクリスマスツリーの点灯式に参加する
ここのツリーは市内最大です。
毎年この同じ場所に建てられ、とても古い起源を誇るイギリスの伝統的シンボルです。
この木は、第二次世界大戦中のイギリス人による支援への感謝の印としてノルウェー政府が毎年寄贈しているもので、常にノルウェー式に飾り付けられます。

なお、最後になりましたが、もし12月31日にロンドン市内にいる場合はロンドン・アイの花火をぜひお見逃しなく!
混雑や寒いなか長時間待つことを考えてもそれだけの価値は十分ありますよ!


特派員

  • ジャンフランコ・ ベロッリ
  • 職業ブロガー/ミュージシャン

私がロンドンに引っ越してきたのは2年以上も前ですが、ロンドンの外国人居住者向けのニュースレターで、この大都市での体験や新しく引っ越してきた外国人向けのアドバイスを紹介するようになったのは昨年からです。ロンドンはとてもダイナミックな街で、だれもが楽しめるものがたくさんありますが、迷うことなく満喫するためには地元の人の目線を参考にすることが大切です。みなさんにロンドンの隠れた魅力をお伝えするガイドになりたいと思っています。

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