ロンドンならではのマルディグラとパンケーキデー!|ジャンフランコ・ ベロッリ|ナレッジワールドネットワーク|アクティビティ|ナレッジキャピタル

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  • 2020.02.25
  • ロンドンならではのマルディグラとパンケーキデー!

ロンドンのパンケーキ

厳密にあるいは宗教的観点から言えば、マルディグラは「告解の火曜日」として知られていて、四旬節の始まりを示すキリスト教の慣習が起源となっています。
キリスト教暦では四旬節はイースターまでの40日間の断食期間を指します。
ロンドンのマルディグラにはカーニバルの日としての慣習はありません。それはロンドナーのカーニバルと言えば昔から、8月に行われるノッティングヒルカーニバルだからです。
また、「肥沃な火曜日」とも呼ばない方がいいでしょう。ロンドンでは確実にパンケーキデーを意味しますからね。
パンケーキデーは牛乳、バター、卵など、四旬節には食べられない脂肪分の多い食品を使い切る優れた手段として定着しています。
イギリスのパンケーキデーは断食に備えて、脂肪とバターをたっぷり使ったレシピでお祝いするのです。
パンケーキデーは2月ですが、日程はその年のイースターの日によって変わります。
マルディグラの日、ロンドンではパンケーキを食べるだけでなく、長い歴史を誇るレースも開催され、これは主に慈善団体への募金を目的としています。
レースには誰でもチームを組んで参加できますし、フライパンでパンケーキを焼きながら全速力でゴールを目指す参加者を道ばたから応援するのもありです。
ちょっと想像のつかない光景ですね。
パンケーキデーのレースは首都全域で実施され、関連イベントではアスリートや俳優などの有名人が参加する姿を見かけることもあります。
この種のイベントはほぼどこででも開催されていますが、メインはブリックレーンのドレイ・ウォークで行われるグレート・スピタルフィールズ・パンケーキ・レースでしょう。
これはチャリティー企画で、通常はロンドン航空救急サービスへの資金集めを目的としていますが、年によっては別の慈善団体が資金を受け取ることもあります。
このレースに代わるものとしては英議会恒例のパンケーキレースがあり、下院議員や大臣、貴族院議員、ジャーナリストが主役で登場します。
会場はビクトリア・タワー・ガーデンズで、主催するのはこちらも慈善団体の資金調達者です。
レース参加者の中にはエプロンにスカーフ姿の主婦の仮装をして、伝承をさらに忠実に再現しようとする人もいます。
こういうレースの見物や参加のために大抵のイギリス人や観光客はロンドンにやって来ますが、一番有名なパンケーキレースとして知られているのはイギリスの片田舎、オルニーで行われるレースです。
伝説によると、この市のパンケーキレースはなんと15世紀から続いているのだとか…。ということは、パンケーキは本当にイギリスのレシピで、多くの人が思っているようなアメリカのレシピではないということですね!
もうひとつご紹介しておきたいイベントがあります。それはロンドン中心部で行われる、グリニッジ マーケットのFlippin’ Good Fun Pancake Race です。
なお、私のようにものぐさなタイプの人は、ロンドンのパンケーキ専門レストランのひとつで手軽にパンケーキデーに参加することもできます。
また、市内にはパンケーキデーの特別メニューを用意している飲食店もたくさんあります。
私が個人的に気に入っているのは、伝統的なイギリスのパンケーキを食べられるオールドダッチ・ホルボーン店です。
昔ながらのもの、塩気の効いたもの、甘いもの、ライトなものなど、味やスタイルの異なるパンケーキメニューが30種類以上もそろっているので、ここに来ればハッピーになること間違いなしです。お店ができたのは1950年代ですが次第に大人気となり、多くの観光コースで旅行者がよく訪れるスポットとなっています。
当然、満席なことも珍しくありませんが、これは決して偶然ではありません。数え切れないほどのパンケーキメニューに加え、料理一皿の量がとても多いことでも有名なお店なのです。
分厚いパンケーキと一緒に、ラム肉のモロッコ風煮込みやチキンカレー、さらには同じメニューをハムに変えて注文することだってできますよ。

特派員

  • ジャンフランコ・ ベロッリ
  • 年齢子(ねずみ)
  • 性別
  • 職業ブロガー/ミュージシャン

私がロンドンに引っ越してきたのは2年以上も前ですが、ロンドンの外国人居住者向けのニュースレターで、この大都市での体験や新しく引っ越してきた外国人向けのアドバイスを紹介するようになったのは昨年からです。ロンドンはとてもダイナミックな街で、だれもが楽しめるものがたくさんありますが、迷うことなく満喫するためには地元の人の目線を参考にすることが大切です。みなさんにロンドンの隠れた魅力をお伝えするガイドになりたいと思っています。

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