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  • 2021.09.03
  • バースでの一日
先日、仕事でブリストルに行く用があり、ちょうど金曜日でしたし、久しく旅行もしていなかったので、そのまま一泊してバースまで足を延ばすことにしました。
ブリストルからバースは目と鼻の先にあり、両市の間を連絡バスが運行しています。
イギリスで、少なくとも私がこれまで見た中で、バースは間違いなく指折りの美しい都市です。
これはユネスコの評価でもあり、現にこの街全体が世界遺産に登録されています。
この遺産は、古代からその効能がすでに認められていた温泉が創り出したものです。
古代のローマ人たちがこの地に自然に湧き出る高温の源泉を利用して美しい浴場施設を築きました。
ローマ時代の浴場は、その後何世紀もの間に改築されてきたものの、保存状態が良く、現在も見学できます。ただし、もう入浴はできません。
入浴希望の方は、現代版の温泉施設が市にありますからどうぞそちらへ。
ご存じの通り、この浴場は、イングランドのみならず英国全体で唯一の天然の温泉地です。また、考古学研究によって、この地の温泉を最初に利用したのはローマ人ではないことが立証され、それ以前にケルト人がいたことを示す遺跡が発見されています。
このほか市内では、バース寺院も美しく、一見の価値があります。現代版の温泉施設のほど近くに位置し、16世紀に国王お抱えの石の名匠たちが造ったファン・ヴォールト(扇形の天井)が特に有名です。
元はノルマン様式の大聖堂でしたが、17世紀にゴシック様式にて再建されました。
また、円形広場「サーカス(The Circus)」も見る価値があります。18世紀に建てられた近代建築で、ストーンヘンジの円環をほぼ実物大で再現した楕円型状もしくは円型状のかたちにちなみ、この名がつけられました。
また、イギリスの作家ジェーン・オースティンがお好きな方なら、大切な市民のためにバース市が創設したジェーン・オースティン・センターを訪れみてはいかがでしょう。ジェーン・オースティンは実はハンプシャーで生まれ、家族と一緒にバースに移り住みました。もしかしたら、名作「高慢と偏見」の作家の世界に入り込むには、このセンターを訪れるのが一番良いかもしれません。
それから、パルトニー橋も必見です。橋の左右、端から端までショップがぎっしりと軒を連ねる名スポットなんですよ。


パルトニー橋

橋の南側の一番端っこにはとても美味しそうなコーヒーショップがあり、私はここで朝食をとりました。ここは特に、川を見下ろす景色が最高です。
グルメな食事をお望みなら、本格的なバースのサンドイッチも良いかもしれません。
大きなサンドイッチには甘くて風味豊かなフィリングが入っていて、観光客にも地元の人々にも人気があります。
バースにはバース・バンと呼ばれるパンもあります。ミルクベースの生地で作られていて、シュガーでコーティングしたソフトで甘いパンです。
川沿いだったら、ケネット&エイボン・カナルと呼ばれる、エイボン川の運河に沿って歩く、とても素敵な散策コースもおすすめ。
最初にバース市内の主要な庭園を巡ってから、エイボン川に合流する運河沿いに時計回りに街を歩くのも良いでしょう。水上に暮らす何十もの家々や係留中の荷船が見られ、犬を散歩させる地元の人々、川岸で遊ぶ子どもたち、自転車に乗る人々の姿にも出会えますよ。

特派員

  • ジャンフランコ・ ベロッリ
  • 年齢子(ねずみ)
  • 性別
  • 職業ブロガー/ミュージシャン

私がロンドンに引っ越してきたのは2年以上も前ですが、ロンドンの外国人居住者向けのニュースレターで、この大都市での体験や新しく引っ越してきた外国人向けのアドバイスを紹介するようになったのは昨年からです。ロンドンはとてもダイナミックな街で、だれもが楽しめるものがたくさんありますが、迷うことなく満喫するためには地元の人の目線を参考にすることが大切です。みなさんにロンドンの隠れた魅力をお伝えするガイドになりたいと思っています。

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