• 2023.06.14
  • コーヒー文化、ロンドンで熱い!
私たちイタリア人にとって、コーヒーはとても大切な飲み物です。
一方で英国の人はというと、紅茶ばかり飲んで、コーヒーのことはほとんど知らないと思われがちです。
でも、長い間ロンドンで暮らしていて街をよく知る人なら、この街で飲むコーヒーがチェーン店のコーヒーとは格段に違うことはすでにご存じでしょう。
実はロンドンでも、コーヒーはとても人気があります。かぐわしい香りや天然の効能は世界的によく知られるところですが、ロンドンではあまりの人気の高まりに、コーヒーに特化したフェスティバルが開催されているほどです。
コーヒーなしではやっていけないという人なら、英国最大規模のイベント「ロンドン・コーヒー・フェスティバル」(London Coffee Festival)にぜひ足を運んでみてください。
生産者や消費者、そしてさまざまなコーヒー愛好者たちが集うこのイベントは例年4月に開催され、音楽演奏、美術展、コーヒーのテイスティング、世界一流のバリスタによるデモンストレーションなどを組み合わせた、他に類を見ないイベントです。
このフェスティバルが開かれてきた理由として、近年、英国でコーヒーに対する見方が変化し、市場においてもコーヒーの需要が重要な役割を果たしていることが認識され、さらに生産者が現状に満足せず、さまざまな香りを楽しめるブレンドを作る新たな方法を模索しはじめたことが挙げられます。
ビールではすでにその前例が見られますが、英国政府は、これまでにない形のクラフツマンシップを奨励する新たな活動に対し、機会を提供する取り組みを行ってきました。
コーヒーもその一つで、ロンドン市街を歩けば、コーヒー事情が近年大きく変化してきたことがよくわかるでしょう。個人経営のカフェ開業がますます歓迎され、コーヒーが人々のライフスタイルのほぼ一部になりつつあります。
その背景にはコーヒー愛好家、いわゆるコーヒーラバー(coffee lover)の存在があります。コーヒーに関する事業やイベントが数多く生まれたのも、使う豆選びから時に小さな芸術作品ともいえる仕上がりまで、細部までこだわりぬいたコーヒーへの深い愛情があるから。これこそ、彼らが「コーヒーラバー」と呼ばれている理由なのです。
スポーツをはじめ、おそらく商業活動や健康的なライフスタイルとも大きく関わりがあるコーヒー。世界的に最も知名度が高いこの飲み物が、今、見事な復活をみせています。
英国各地で最高のバリスタを決めるコンストが開催されており、ロンドン・コーヒー・フェスティバルではその選ばれしバリスタたちにお目にかかれます。
会場ではいつもとは違う週末が楽しめます。数百という屋台が並び、さまざまな料理や飲み物、スイーツの屋台が味わえて、満足できること間違いなしです。
5年前、ロンドンではコーヒーを飲むなら、大手チェーン店に行くか、インスタントコーヒーで済ませるしかありませんでした。今では個人経営のカフェが盛況ですが、ロンドン・コーヒー・フェスティバルはそのトレンドを実感できる、またとない機会になるでしょう。
もちろん、紅茶が国を代表する歴史ある飲み物であることは今も変わりませんが、英国ではコーヒーがホットな飲み物として急速に定着してきており、ロンドンは開花しつつあるコーヒー文化の中心地になっています。
さて、ロンドン・コーヒー・フェスティバルでは、カフェイン三昧の4日間が楽しめます。会場は8つのゾーンに分かれ、テイスティングや世界中の一流バリスタによるデモンストレーション、コンテスト、音楽、屋台など、とても充実した内容です。また、楽しめるのは大好きなコーヒー豆だけではありません。ロンドンの音楽シーンから一流の音楽家たちも登場します。
手作りの職人が集うマーケットでは、定番のチーズや生ハム、パンなどおいしい食品が販売され、屋台の食品マーケットではその場で食べられる温かい料理を提供しています。そしてもちろん、英国人が大好きな冷たい飲み物であるビールは欠かせません。クラフトビールに加えて、プルドポークと呼ばれる豚肉の料理やエッグベネディクトといった英国定番の料理がいつでも楽しめます。


変わりつつある、ロンドンのコーヒー事情

特派員

  • ジャンフランコ・ ベロッリ
  • 年齢子(ねずみ)
  • 性別
  • 職業ブロガー/ミュージシャン

私がロンドンに引っ越してきたのは2年以上も前ですが、ロンドンの外国人居住者向けのニュースレターで、この大都市での体験や新しく引っ越してきた外国人向けのアドバイスを紹介するようになったのは昨年からです。ロンドンはとてもダイナミックな街で、だれもが楽しめるものがたくさんありますが、迷うことなく満喫するためには地元の人の目線を参考にすることが大切です。みなさんにロンドンの隠れた魅力をお伝えするガイドになりたいと思っています。

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