今年でメキシコで過ごすお正月も4回目となりました。モンテレイでのお正月は初めてです。日本のように新年が1年で最も重要な訳ではなく、家族が集まって祝うのも新年ではなくクリスマスのカトリックの国。今年も例年通りメキシコの年越しはあっさりと過ぎていきました。オミクロン株も出現し、まだコロナ禍ということもあるのでしょうが、やはりモンテレイはメキシコシティに比べて静かな年越しでした。各地で花火が上がっていたメキシコシティを考えると少し寂しい気もします。
さて日本を離れて4回目のお正月、今年我が家は初めてお正月にお節を頂きました。懐かしい日本の味に舌鼓を打ち、やっぱりお正月はお節だなと思うあたり、どの国に住んでも何年経っても自分は日本人なんだなと感じます。きっとこの先もそれは変わらないのかもしれませんね。
今回私たちが頂いたお節はこちら。


今年のお節
モンテレイで人気のまるちゃん弁当さんのお節です。簡易ケースにしましたがお重でお願いすることもできます。お節の内容はもちろん日本と同じとはいきませんが、お魚の種類が少なく価格も高いメキシコで立派な鯛の塩焼きやいくら等も入っており、またどのお料理も美味しく満足なお節でした。異国の地でこんなお節が頂けるのは本当に有難いです。
まるちゃん弁当は日本人女性店主の自宅キッチンからスタートしたそうですが、店舗も1周年を過ぎ日本人だけでなくメキシコ人にも愛されるお店になっています。今年のお節はメキシコ人からも注文があったのだそうです。日本の伝統料理を新年の食事に選んでもらえたなんて日本人として嬉しいですよね。イートインやテイクアウトだけでなくデリバリーもしてもらえるので、車の運転が出来ない私には心強い存在です。注文のやり取りも日本語で安心ですし、お店を訪れると明るく気さくな店主が迎えてくれるので元気をもらえます。


店舗は上階がマンションになっているビルにある
ここのお弁当はとても美味しくて我が家のお気に入り。メニューも豊富です。


通常メニューの他に週替わりメニューもある
海外での生活は、物が溢れ色々なものが整っていて恐らく世界で一番便利な日本と比べてしまうことも多いのが正直なところですが、メキシコでも新年にお節を頂けたこと、美味しい日本のお弁当を食べられること等、今あるものに感謝して過ごすように心がけようと改めて気づかされます。2022年もコロナウイルスに翻弄されるのかもしれませんが少しずつ元の生活が戻ってくることを願いつつ、メキシコでの暮らしを楽しみ、今年もここでメキシコのことを紹介していきたいと思っています。