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  • 2019.01.08
  • どなた様も、メリークリスマス!
イタリアでは「無原罪の聖マリアの祝日」の12月8日から、公式なクリスマスシーズンが始まります。この日以降、商店のウインドーにはクリスマス用のライティングやツリーが飾られたかと思えば、各家庭では家族そろって昼食会をして、ツリーやキリスト降誕の絵画や彫刻を飾り、街中ではデコレーションや電飾が超特急で完成します。

クリスマスがプレゼントを贈り合うイベントでもあることは、子供たちも承知の事実。ジェノヴァで良さそうなプレゼントを探すなら、我らが「ショッピングの動脈」ことヴェンティ・セッテンブレ (XX Settembre)通りに行ってみるか、毎年11月末からあちこちでオープンするこの時期限定のマーケットに足を運ぶのがおすすめです。これらの場所にはオリジナルの商品がたくさん揃うので、きっと素敵なプレゼントが見つかるはずですよ。
私にとって何よりも魅力的なのは、その独特の雰囲気です。アトラクションも満載で、誰でも楽しめること間違いなし。
港湾エリアでは、たくさん並んだミニチュアの家とサンタクロースの家にキッズも大喜びのクリスマス・マジック・ビレッジが開催されます。ジェノヴァの特産品であるハンドメイドの陶器や、秋に収穫したチンクエテッレ産ワイン、ヌガーキャンディーのトローネ、ケーキのパンドルチェなどのローカルフードも売っています。


ジェノヴァの中世風クリスマスマーケット

1月まで続くリグーリア地方最大のクリスマス村を開催しているのは、市街地のすぐそばにある渓谷で有名なカルヴィージオ。シャレー(スイスアルプスの山小屋)に似た形の木づくりの売店がひしめく様子は北欧のマーケットのような雰囲気で、ここがリグーリア州であることを忘れてしまいます。バジルやクルミのペストソースなどのリグーリア名物がたくさん揃っていて、クリスマスプレゼント探しにも最適です。

最も歴史が古いのは、ジェノヴァのダウンタウンに立つサン・ニコラのマーケット。クリストファー・コロンブスの生家近くのサルツァーノ広場がお決まりの場所で、12月いっぱい営業しています。
街自体がルネッサンス時代に逆戻りしたかのような錯覚を与えるサン・ニコラのマーケットは、知名度の点でもナンバーワンと言えます。売店の様式一つにも歴史が感じられるマーケットは、オープン初日には歴史色あふれる演出のパレードも行われ、この時期限定の中世村まで続きます。音楽やショー、各種のワークショップでにぎわう場内には、農家の動物たちと触れ合えるコーナーも。


クリスマスマーケットの売店

職人手作りの商品が買えるのはもちろん、作った職人がその場にいたり、時には彼らの実演中の様子まで見学できたりするのも、ここの魅力の一つです。
長い歴史を誇るマーケットらしく、先代の職人たちと同じ衣装で実演を行う職人さんもいます。それぞれの専門分野は操り人形師、宝石職人、大工、刺繍職人、彫刻家、キリスト降誕像の彫刻家、石鹸職人、陶芸家、彫り物職人、おもちゃ職人、帽子職人、ガラス吹き職人など。飲食品もこのマーケットの大切な看板で、周辺地域のペストリー職人やチョコレート職人、製粉業者、養蜂家、ワインの醸造家などが集まってきて、地元の製品について話すことができます。リグーリア、海、地元、本物が、このマーケットのキーワードです。
買い物目当てでも冷やかし目的でも、ジェノヴァっ子にとってはクリスマス前になると立ち寄るのがお約束。そんな由緒あるマーケットに一度は行ってみてほしいと思います。そもそもこのマーケット、聖ニコラの教区の主導により、地域家庭の救援策として始まったものだとか。それ以降は拡大の一途をたどり内容も充実し続けてきたマーケットは、ジェノヴァという土地に根付いた正真正銘の伝統なのです。
このマーケットにも近いカモーリという美しい村で、サンタクロースの家に様変わりするのがドラゴン城。子供たちの遊び場になったりお菓子を販売したり、エルフ(小人)の住処から大工仕事用のスペースに至るまで、さまざまな用途に活用されるスポットです。


ジェノヴァ中心地の聖ニコラ(サン・ニコラ)マーケットのパレード

素晴らしいロケーションに古色蒼然とした城内、地元のデザイナーたちの手作りによる家具や装飾品が並ぶ、まさにユニークなドラゴン城。城内にあるものは期間中すべて販売対象となるので、限定品や一点ものをクリスマスにプレゼントしたい人には、まさに必見ではないでしょうか。

特派員

  • パトリツィア・ マルゲリータ
  • 年齢申( さる )
  • 性別女性
  • 職業翻訳、通訳、教師

生まれはイタリアですが自らの意思で「多文化人」となり、5ヶ国語が話せます。米国、ブラジル、オーストラリア、フランス、イギリスで暮らし、仕事をした経験があります。イタリアと米国の国籍を持っていますが、私自身は世界人だと思っています。教師や翻訳の仕事をしていない時は、イタリア料理を作ったり、ハイキングをしたり、世界各地を旅行したり…これまで58カ国を旅しましたが、その数は今も増え続けています!

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