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  • 2020.04.09
  • リグーリアのチョコレート祭り
ここリグーリア地方では毎年3月になると、4月の復活祭を迎えるためのチョコレート祭りが開催されます(イタリアで施行された対コロナウィルス措置のため、残念ながら今年は中止となってしまいましたが)。
このお祭りは、ウンブリア州ペルージャで毎年行われるイタリア最大のチョコレートフェスティバル、「ユーロチョコレート」の「付属イベント」的な位置づけにあります。
イベントが開催される週末、イタリア有数のショコラティエたちのアーティスティックな技術が生み出した職人芸的チョコレートの甘い香りが漂う様子ときたら、町がオープンエアのチョコレート工場になったのかと思うほどです。
デザートのクッキングショー、試食サービス、子供向けワークショップ、大人向けチョコレートレッスン、その年ごとに新しい出し物が見られるギネス世界記録のスタンド(昨年は全長15メートルもあるチョコレートバーが登場!)などは、1年で最もデリシャスなこのイベントの特に目立った企画の一例です。風味抜群のプラリネ、ミルク、ホワイト、ダーク等のチョコレート、フレーバー系のチョコバー、チョコレートスプレッド、チョコレートリキュール、新鮮でおいしいコンビネーションが楽しめるチョココーティングのフルーツ、チョコファッジ、ホットチョコレート、チョコレートマーケットの特設スタンドで展示される、愉快で手の込んだチョコレートのオブジェなどがひしめいているのですから、大人も子供も分け隔てなく、職人技のチョコレートの甘い味に夢中になるというものです。
パビリオンでは、カカオ豆がチョコレートの完成品になるまでの全工程を紹介するアトラクションがいくつも行われます。まずは定番の材料、あるいは時流に合わせて変化する意外性に富んだ素材をプラリネと合わせてチョコレートをつくり上げていく特別クッキングショーからスタート。イベント中は連日オープンしているチョコベイビー・スペースでは、子供たちがチョコレートのフィギュアやおいしいチョコレートプラリネ、ペストリーなどをつくります。チョコレート作りや名人ショコラティエが教えるプラリネ・ミニレッスンに参加するお子さんには、エプロンとコック帽、手袋、各種道具の支給もあります。


リグーリア地方の都市、サヴォーナのチョコレート祭り

大人が参加できるチョコレートワークショップもあります。ただし、子供向けコースが予約なしで当日参加でき、イベント期間中は連日、しかも1日中やっているのに対して、大人用のクッキングクラスは事前にオンラインで予約をしなくてはなりません。
チョコレート祭りのテーマは毎年変わり、チョコレート界のマイスターたちはそれぞれユニークで素晴らしいものをつくろうと腕を競い合います。フェスティバル会場のスタンドに並んだ「小さいほう」のチョコのフィギュアは、買うことも(もちろん食べることも)可能。キュートなチョコグッズやステーショナリーからチョウチョやテディベア、バラ、デイジー、ボール、なんと本物そっくりのチョコレートシューズまで揃っています!
そのほかにも、アフリカの特定の地域や世界のさまざまな産地から集まったカカオなどのエスニック系チョコを扱うスタンド、スペインのチュロス&ホットチョコレート、メキシコのモレ・ソース、さらにザッハー・トルテといった世界中の名物チョコレートを揃えたスタンドなどがあります。
試食は原則、無料で、どのスタンドにもできるだけたくさんのチョコレートを売ろうとおいしそうなサンプルが並べられています。そして、美味なる作品を手がける熟練のショコラティエの実演ライブ、手早く簡単にチョコレートの傑作がつくれるレシピをその名人たちから教わるイベントにも、無料で参加することができます。


子供のためのチョコレートワークショップ

この美味なる材料であるチョコレートの世界を試食や考察を通して探求できる、ガイド付きの企画などもあります。カカオの生態や起源、世界中のカカオにまつわるストーリーなど、さまざまな知識を得ることができます。私も去年これに参加したのですが、とにかく興味深い内容で、たくさんのことを学びました。私のようにチョコレートと名の付くものには目がない方には、まず間違いなく「刺さる」内容ですよ。
このイベントは、世界のさまざまなカカオ生産者の栽培技術と歴史の発見を後押しする取組みの一環で行われるもの。風習や伝統、チョコレート製品を中心に展開する地球上のさまざまな場所の名産品を周知する、いわば文化的窓口としての役割を担っているのです。

特派員

  • パトリツィア・ マルゲリータ
  • 年齢申( さる )
  • 性別女性
  • 職業翻訳、通訳、教師

生まれはイタリアですが自らの意思で「多文化人」となり、5ヶ国語が話せます。米国、ブラジル、オーストラリア、フランス、イギリスで暮らし、仕事をした経験があります。イタリアと米国の国籍を持っていますが、私自身は世界人だと思っています。教師や翻訳の仕事をしていない時は、イタリア料理を作ったり、ハイキングをしたり、世界各地を旅行したり…これまで58カ国を旅しましたが、その数は今も増え続けています!

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