• 2020.12.22
  • リグーリア ブログ-イタリア式クリスマスツリーの飾り方
今年はおそらく世界中であらゆることが変わってしまったと、誰もが実感しているでしょう。
世界の大部分、少なくともクリスマスを祝う風習のある地域では、クリスマスもある意味、従来とは別ものになることは避けられません。ただ、たとえそうであっても、クリスマスを祝福しようという心まで手放す必要はないはずだし、いずれにせよクリスマスは家で過ごすものであることを忘れてはいけませんね。家族が身近にいる、という恵まれた人(かく言う私もその1人)は、もうそれだけで十分に喜ばしいことなのです。

知人の中には大切な人が自分とは異なるカラーゾーン(前回のブログでお伝えしました)に住んでいるせいで、不運にも一緒にクリスマスを過ごすことができないという人たちもいます。「境界線」が解放されている州は今のところイエローゾーンだけで、イエローからオレンジに行くことも、オレンジからイエローに行くこともできません。

イタリアのクリスマスシーズンは、12月8日にスタートします。この日はインマコラータ(聖母受胎の日)と呼ばれる国民の祝日で、今年は火曜日に当たるため、月曜日も祝日となりました。これは、イタリアでは国民の祝日が木曜日の場合はその翌日も、火曜日ならその前日も祝日になるからです。土日と祝日をつなげて連休にすることから、この仕組みはポンテ(橋)と呼ばれています。
インマコラータと言えば通常は、家族でクリスマスの買い出しに出かけ、みんなでツリーの飾り付けをする日。この一大ショッピング・デーには、買い物をする人たちでショッピングモールは大混雑、駐車場の空きを探すのさえひと苦労、というのが毎年の風物詩ですが、今年はイタリアの法が定めるところにより、店舗もモールも土日祝は終日休業を余儀なくされています。つまり、お買い物の予定もオジャンになってしまったわけですね。
というわけで、私たちはホットココアとクッキーをお供に、ひたすらクリスマスツリーの飾り付けに精を出すことになりました。家族と一緒だったからこそ、このひとときがより特別なものになったことは言うまでもありません。
キリスト教において、クリスマスツリーは希望の象徴です。すべての街の中心広場、そしてほとんどの家庭に、クリスマスツリーが飾られています。
また、家で手に入るものなら何でも使って、新しく手づくりしたオーナメントを毎年足していくというのも、ここイタリアの伝統です。
お菓子の練り粉で作った小さな天使、紙でできたお星さま、コットンの雪だるまなど、その気になればどんなクリスマス飾りだって手づくりでできちゃいます。
イタリアのオーナメントの材料でも特に伝統的なもの、それはなんと言っても、もちろんパスタ! 当然ながら、火を通したものではなく、乾燥パスタを使います。
クリスマスのこの時期にパスタを使って飾りものを作るのは、幼稚園ではお約束の行事なのです。
やってみたいという方は、以下のものをご用意ください。
- 様々な形状の乾燥パスタ
- グルーガン
- 金や銀のスプレー缶
-リボン、グリッター、鈴など
作り方
小さな天使:オレッキエッテを2つ重ねてグルーで貼り合わせて作った頭部に、スパゲッティの髪の毛、マカロニの胴体、2本のピーペの腕を付け、ファルファッレの翼を生やせば完成です。
お星さま:ペンネをいくつもグルーで貼り合わせ、金か銀のスプレーを吹き付ければ出来上がり。
ミニ・クリスマスツリー:段ボールを木の形に切り抜いたら、様々な形状のたくさんのパスタを木の表面に貼り付けます。

去年のクリスマスツリー用オーナメント-ツリー

大きな雪の結晶:ペンネを組み合わせ、それぞれをグルーでしっかり固定します。そこに、ファルファッレやトルティリオーニなど異なる種類のパスタを、先端を外向きに配置して糊付けします。こちらを含むすべてのオーナメントは、グリッターなど好きな素材を使って仕上げましょう。


去年のクリスマスツリー用オーナメント-雪の結晶

特派員

  • パトリツィア・ マルゲリータ
  • 職業翻訳、通訳、教師

生まれはイタリアですが、5ヶ国語が話せる「多文化人」です。米国、ブラジル、オーストラリア、フランス、イギリスで暮らし、仕事をした経験があります。イタリアと米国の国籍を持っていますが、私自身は世界市民だと思っています。教師や翻訳の仕事をしていない時は、イタリア料理を作ったり、ハイキングをしたり、世界各地を旅行したり…これまで80カ国を旅しましたが、その数は今も増え続けています!

パトリツィア・ マルゲリータの記事一覧を見る

リポーター

PAGE TOP