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  • 2022.01.25
  • リグーリア・ブログ- スーパーグリーンパス
新型コロナウイルスの爆発的感染拡大を経験したイタリアでは、2021年12月6日に「スーパーグリーンパス」が導入されました。
スーパーグリーンパスは、抗原検査の陰性結果があれば取得できる通常のグリーンパスの強化版です。今後、美術館や博物館、レストランなどの公共空間へはグリーンパスでは入場できなくなり、ワクチン接種完了、または、感染からの回復を証明するスーパーグリーンパスが必要となります。

この条件の強化は、来るべき第4波に対する備えとして定められたものです。2021年から2022年の年明けまで、イタリアの主なイベントはすべて中止されましたが、禁止だらけで何もできなかった2020年のホリデーシーズンのようなクリスマスや年越しにしないために導入されたのが、このパスでした。
この措置は、集中治療室の病床使用率が15%を超えるイエローゾーンのいくつかの地域ではすでに実施されていました。2回目のワクチン接種のわずか4ヶ月後から3回目の接種が可能になることと相まって、スーパーグリーンパスはワクチン接種キャンペーンを大いに後押しすることでしょう。ワクチン接種はオミクロン株や新たな変異株による感染拡大を抑えるうえで必須条件となるものと思われます。
リグーリア州がイエローゾーンとなったのはクリスマスの直前でした。イエローゾーンとオレンジゾーンの地域にあるホテルや宿泊施設、スポーツクラブの更衣室やシャワー、映画館、地域内やイタリア全土に広がる交通機関などすべてのサービスを使用するには、常にスーパーグリーンパスが必要です。
リグーリア州はイエローゾーンなので、すべての業種が営業可能で、夜間の外出禁止令もありません。ただ、屋内外を問わずマスクの着用は必須となっています。
レストランで友人と食事をするのは問題ありませんが、人数はひとつのテーブルにつき6人までと決められています。
スーパーグリーンパスの取得に積極的でない人も少なくありません。オミクロン変異株の出現以降、コンサートや舞台などの公共のイベントに参加するには、事前に陰性結果証明も出さなくてはならなくなったからです。
イタリアでの抗原検査はヨーロッパの一部の国のように無料ではないため、多くの人にとっては検査にお金を支払わなければならないこともネックになっているのです。
迅速抗原検査(RAT)の費用は15ユーロ。この料金は政府が定めたもので、各薬局は政府の指針に従わなくてはなりません。
5歳以上の子どもへのワクチン接種も始まり、現在、ブースター接種は全市民が受けられるようになりました。
ワクチン接種を拒否したために働けなくなり、勤務状況が「停職」となっている人たちもいます。彼らが職場に戻るためには現行の規則を受け入れてワクチンを接種するか、さもなければスーパーグリーンパスが不要な状態になるまで待つほかありません。
イタリアではこのような状態を強いられた人々のストレスが募り、大都市ではグリーンパスに対する抗議デモが毎日のように(週末はとくに集中的に)行われ、クリスマスの買い物に支障をきたすほどでした。
一部は暴力的なデモにまで発展し、逮捕や破壊行為へと発展した事件もありました。
よその国の事情は分かりませんが、イタリアに限って言えば、ニュースもトークショーもコロナ一色です。他の話題なんてゼロ同然ですから、人々の不安はいっそう募るばかり。
国の財政問題に関わることで、事態はきわめて深刻だし、失業者も急激に増加しています。
新年の初ブログらしい良い話をお届けできないのは残念ですが、2022年には状況が好転すると信じましょう。素晴らしい年になりますように!

特派員

  • パトリツィア・ マルゲリータ
  • 年齢申( さる )
  • 性別女性
  • 職業翻訳、通訳、教師

生まれはイタリアですが自らの意思で「多文化人」となり、5ヶ国語が話せます。米国、ブラジル、オーストラリア、フランス、イギリスで暮らし、仕事をした経験があります。イタリアと米国の国籍を持っていますが、私自身は世界人だと思っています。教師や翻訳の仕事をしていない時は、イタリア料理を作ったり、ハイキングをしたり、世界各地を旅行したり…これまで58カ国を旅しましたが、その数は今も増え続けています!

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